日本の財政を家計に置き換えてみたら・・・

日本の財政赤字
財政とは簡単に言うと「国や地方公共団体がお金を集めたり、使ったりする経済活動」のことです。

このお金の使い方は、大きく次の2つに分かれます。




「公共施設」

・道路・上下水道などのインフラ整備
・病院・図書館・市民会館・保育所などのハコモノ
・災害復旧など

「公共サービス」

・年金・医療・福祉・介護などの社会保障
・警察・消防・自衛隊などの治安や安全維持
・教育など

これらの公共施設を整備・維持管理したり、公共サービスを提供したりするためのお金は、私たちの家計や企業から税金として徴収されています。

つまり、私たちの税金というのは、社会を安定化させるために、みんなで分担する会費のようなものです。

平成25年度の場合、歳出(国の支出)が「基礎的財政収支対象経費」70.4兆円と「国債費」22.2兆円を合わせると、92.6兆円になるのにもかかわらず、歳入(国の収入)の「税金および印紙収入」は43兆円しかありません。

これに国有地の売却費などの税外収入を足しても、47.1兆円にしかならず、支出するために必要なお金に45.5兆円も足りていません。

この不足分の45.5兆円は、国債(借金の証書)を発行し、これを投資家に買ってもらって調達しています。

つまり、国は毎年膨大な額の借金をして、なんとか収支の帳尻を合わせているのです。

国債は国の借金ですので満期が来たら返済しなければなりません。

当然ですが利息をつけて支払う必要があります。

平成25年度予算の場合、債務償還費(借金の元本を返すお金)と利払いを合わせた「国債費」は約22兆円でした。

約45兆円の借金のうち、約22兆円を返済分に充てようとしているのです。

借金をして、その半分を借金の返済に充てて、なんとか回そうとしている状況は、まさに日本の財政は火の車であることを示しています。

社会保障費は平成25年度予算の場合、29.1兆円で借金の返済以外で最もお金がかかります。

次にお金がかかるのが地方交付税交付金等の16.4兆円です。

この地方交付税交付金等というのは、中央政府から地方政府に分配するお金で、いわば仕送りのようなものだと理解してください。

「○○兆円」だと実感がわきませんので、家庭の収支に置き換えて説明します。

平成25年度予算の国の収入は約47.1兆円(税収+税外収入)ですから、これを年収471万円の家計だと思ってください。

この家計は、年間164万円を地方に仕送りしていて、それを含めると1年間に総額で704万円の家計費がかかります。

さらに、年間222万円の借金の返済をするので、合計すると926万円もの経費がかかる計算になります。

年間455万円の赤字を借金で帳尻を合わせようとしている状態は1年限りではなく、毎年毎年繰り返されますから、この家の借金は約7500万円にまで積み上がってしまいました。

普通の家庭でしたら、自己破産しないのが不思議です。

これが日本の台所事情の現実です。


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