Vital Force(ヴァイタルフォース)、直訳すれば vital=生命の、Force=効力。もう少し分かりやすく説明すると、生命が本来持っている力「生命エネルギー」ということでしょうか。

自然治癒力やレジリエンス(resilience:抵抗力)、ホメオスタシス(homeostasis:生体恒常性)をも含む考え方です。

自然治癒力は、心身全体が生まれながらにして持っていて、手術をしたり、人工的な薬物を投与したりしなくてもケガや病気を治す力や機能。

レジリエンス(抵抗力)は、元々はストレスとともに物理学の用語です。ストレスは「外力による歪み」を意味し、レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われ始めました。

心理学的な意味においては「回復力・弾力性」などと訳されることが多く、何らかのストレスを受けたとしても心理的な健康状態を維持する力、あるいは一時的に不適応状態に陥ったとしても、それを乗り越え健康な状態へ回復していく力です。

ホメオスタシス(生体恒常性)は、自らの体を環境に適応させ、安定させるために自然に備わった機能。例えば、体内の体温、血中酸素濃度、血圧、水分などが一定に保たれているのもホメオスタシスのお陰。人間の細胞数を一定の数に保とうとするシステムもホメオスタシスです。

いかがですか?
これらの素晴らしい力を人間は、生まれながらに備えているのです。

アフリカの赤道直下の国 ガボンのランバレネにおいて、当地の住民への医療などに生涯を捧げたとされている、ノーベル平和賞を受賞したアルベルト・シュバイツアー博士の言葉をここで紹介します。

「どの患者も自分の中に自分自身の医者を持っている。患者たちは その真実を知らずに私たちのところにやってくる。私たちがその各人の中に住んでいる医者を首尾よく働かせることができたら、めでたし、めでたしなんです」

シュバイツアー博士の言う医者とは、私は Vital Force のことだと思っています。自分自身の医者つまり Vital Force を首尾よく働かせるためには、基本的な生活習慣を大切にすることが やはり欠かせないのではないでしょうか?

基本的な生活習慣、それは、リズムがある生活、質の良い睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスを溜め込まない工夫。
それらは、日々繰り返す地味な取り組みです。

けれども、その地味な中にこそ、Vital Forceを最高に活性化させる秘訣があると思います。