中国でさえ輸入禁止にする遺伝子組み換え牛成長ホルモン投与のアメリカ産牛肉

アメリカ産牛肉
日本人の所得が年々下がり、現在、貧困層の拡大が止まらず、先進国中で最悪に近い状況にまで追い込まれているのをご存じでしょうか。




厚生労働省は2011年、日本の「相対的貧困率」を発表しました。

それによりますと日本の貧困率は16.0%と、過去最悪を更新しました。

OECD(経済協力開発機構 / Organization for Economic Co-operation and Development)の報告書(2008年)によりますと、加盟30ヶ国の平均は10.6%です。

年度が違うので誤差があるかもしれませんが、単純にこの数字に日本の貧困率16.0%を入れてみますと、それはメキシコ(20%)、アメリカ(17%)に次いで、世界3位ということになります。

当然のことながら、日本の18歳未満の子供が貧しい生活環境の中で育つ割合を示した「子供の貧困率」も15.7%と、これまた過去最悪の水準です。

さかのぼってOECDの調査結果を見てみますと、1980年代バブル期の日本の相対的貧困率は13%ほど。

1990年代に入ってどんどん上昇し、完全な右肩上がりとなります。

「失われた20年」はまさに、日本からお金が失われ、国民が貧乏になっていった20年なのです。

厚生労働省の2012年の調査(震災のあった福島県を除く)によりますと、生活が「大変苦しい」「やや苦しい」と答えた世帯は全体の60.4%にも上ります。

そして、今度、日本の経済状況が良くなるとは、ほとんど見込めないというのが冷静な、また正確な見通しでしょう。

同じく2012年の調査では、日本の1世帯あたりの平均所得金額は、バブル期後からジリジリと減り、多少の増減はありながらも全体的に徐々に減少しています。

もう1つのデータを見てみます。

エンゲル係数です。

これは、ドイツの社会統計学エルンスト・エンゲル(Ernst Engel)が提唱した社会学的な見方のひとつで、消費支出に占める食料品の割合を示したものです。

基本的には、社会が豊かになればエンゲル係数は下がると言われていますが、現代日本は、それには当てはまりません。

日本は国全体(社会)が貧しくなっているのにも関わらず、エンゲル係争も下がっています。

その内容を分析するまでもなく、国民全体が食べるものにお金を使わず、安いものを買いあさっているということになります。

そのニーズに応えるために、外食産業、食品業界は、必死で安い原材料を探し、製品化して供給をしているとも言えます。

その象徴的存在が牛肉と、牛肉を加工して作られる牛丼やハンバーガーなどのファストフードです。

中国でも牛肉の輸入が、過去最高基準に達すると言われています。

2013年には、オーストラリア、カナダ、ウルグアイなどからの牛肉の輸入は前年の4倍にも達し、26万トンを超える見込み客です。

今や中国は、大きく様変わりして、世界最大の食肉消費国となり、所得の増加に伴って牛肉の輸入も拡大しているのです。

しかし、そんな中国でもアメリカ産の牛肉は輸入を禁止しています。

その理由は、BSE問題の不安が解消されていないということもありますが、もっと不安視されているのが、モンサント社が製造していた遺伝子組み換え牛成長ホルモンと呼ばれるものの存在なのです。(2008年に牛成長ホルモン部門を売却、撤退しましたが、製品自体は流通しているといいます)

モンサント社はもともと、硫酸やPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの化学薬品メーカーでしたが、農薬メーカーに転じ、その後、ベトナム戦争で使われた枯葉剤を製造するようになりました。

ちなみに当時使用された枯葉剤の製造メーカー数社の中で最もダイオキシン濃度が高いものが、モンサント社製だったと言います。

1990年代半ばからは、自社の除草剤「ラウンドアップ」と、それに耐性を持つ遺伝子組み換え作物をセットで開発・販売している、アメリカに籍を置くグローバル企業で、遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%と言われます。

日本においては、住友化学株式会社と合弁企業を作っており、この会社の米倉弘昌会長は同時に、経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)の会長(2014年6月退任)としてTPP参加を強力に推し進めています。

化学薬品メーカーだったはずのモンサント社は、農作物だけでなく牛肉生産にも関わって、遺伝子組み換え牛成長ホルモンを生み出しました。

消費者の強い反対にあって売り上げが伸びず撤退したとはいえ、商品自体は出回っていると言い、その影響は計り知れません。

遺伝子組み換え牛成長ホルモンを注射された牛は、通常の3倍量もの牛乳を生産します。

しかし、その牛には乳房感染症が増加します。

それを防止するために抗生物質が過剰投与されますので、肉や牛乳の中に、人間の乳癌、結腸癌、前立腺癌を増加させると言われている「高レベルインスリン様成長因子」が増えることにもなり、安全面での不安は拭(ぬぐ)えません。

そんな乳牛の肉も、食肉として輸出されます。

ですから、中国はアメリカ産牛の輸入を禁止しています。

ところが、今現在でも、日本にはこの危険な牛肉が安価に輸入されています。

さらにTPP参加後は、これら危険な牛肉や乳製品が大量に入ってきて市場に出回ることになります。

あるいは、モンサント社の遺伝子組み換え牛成長ホルモンそのものが合法化され、一般的に使われるようになるかもしれません。

ファストフードや他の外食産業は、消費者にこの事実を知らせてから食材として使うべきではないでしょうか。

中国産の食材や食品の危険性についても問題がありますが、その中国でさえ(と言っては失礼かもしれませんが)、アメリカ産の牛肉は危険度が高いので輸入していないという事実をアナタはどう受け止めましたか。


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