私は手書きのスケジュール帳を使っています。
その日にやるべきことを、ひとつひとつ箇条書きでメモしておくのです。
そのスケジュール帳を買いに行ったとき、文具店の店員さんが「終わった仕事に線を引く達成感が気持ちいいですよね」と言っていて「そうそう!」と2人で盛り上がったことがありました。

「うれしい気持ち型」は、まさに このような共感をキャッチコピーにしたものです。
商品を使ったとき、買ったときの喜びなどを、お客様目線から表現します。

「旅行どうだった?」と聞いてほしくて、おみやげを買った。

地元のお酒が酒好きに認められると、自分が認められた気がする。

上の2つは、石川県金沢市にある百貨店、めいてつ・エムザ。その1階にある黒門小路のシリーズポスターのコピーです。

ここでは石川の銘菓、食品、工芸品などを販売していて、キャッチコピーでは商品を買った人の嬉しい気持ちや期待感を描いています。

お客様が商品を買う決め手は「値段」や「品質」だけではありません。
それを持ったときの気持ちや、使っているシーンを想像して判断するなど、心理的な部分も大きいのです(おみやげなら なおさらですね)。

うれしい気持ち型キャッチコピーの実例

視力が良くなったら、表情まで良くなった。
(HOYA コンタクトのアイシティ ポスター)

「わたしかわいいでしょ」は言えないけど、「ネイルかわいいでしょ」は言える。
(MJ.Mail ポスター)

車窓に映った自分を見た。いつもより、いい顔だった。
(JRグループ 青春18きっぷ ポスター)

先生に褒められた日はちょっとだけ窓をあけて弾く。
(あんどうピアノ教室 ポスター)

変顔なら負けない。こんな私、男の子がいたら多分いなかった。
(神戸山手女子中学校・高等学校 ポスター)

おいしいと言うかわりに、あの人はおかわりしてくれた。
(ヤマサ醤油 ヤマサ 鮮度の一滴 雑誌)

デキる先輩の下っ腹を見て、前より親近感がわいた。
(北のたまゆら温泉 ポスター)

四十肩の俺でも、まだ息子に投げられるボールがある。
(エポック社 野球盤 ポスター)

共感度の高いキャッチコピーの実例

こっそり見たいのに、見つからない。それが、値札。
(セディナ セディナカード ポスター)

大人は、大人しかいない場所で食事をしたい時がある。
(サッポロ不動産開発 恵比寿ガーデンプレイス 電飾看板)

嫌なことがあった日は、いつもより長く走る。I’m a runner.
(アディダス ジャパン ポスター)

提出が早い先輩は、出世も早い気がする。
(シャチハタ 新聞)

あの日から、息子が、運転手さんの真似をする。
(はとバス ポスター)

生きてると、無性に何かを投げたい日がある。
(ラウンドワン ポスター)