新しいものに知り合う勇気と手放す勇気があって成長する機会を手に入れられる

みんな、横並びで ご一緒したいので、飛び出していく人は歓迎されません。
集団意識におけるホメオスタシスが働きます。
「ホメオスタシス」とは恒常性。恒(つね)に常(つね)の状態にいたいのです。

輪を崩したくはないと、みんなの潜在意識が思っています。
序列が存在し、パワーバランスが崩れないよう、お互いに結ばれ、あるときは威嚇(いかく)し、あるときは癒着(ゆちゃく)し、コミュニティの安定を図っています。

人間は関係性の動物です。エネルギーの食物連鎖が目に見えない世界で行われています。
外部刺激で誰かのエネルギーが下がれば、即座にクーデターが起き、下剋上(げこくじょう)の世界になったりもします。




誰かが誰かを守り、誰かが誰かを下落させます。あるときは人道的に、あるときは残虐に力が働くものなのです。

嫉妬心や対抗心も上手に働くときもあれば、そうじゃないときもあります。それが意識レベルで機能しているところが厄介でもあり、人間の凄い能力でもあります。

あなたの心の奥底にある「思い込み」が、今 周りにいる人たちを引き寄せています。
また、周りにいる人たちが あなたの「思い込み」を形成しているとも考えられます。

「思い込み」が書き換わると、あなたはそのクラスを卒業し、違うクラスへ編入することになります。出会いと別れが繰り返される理由は、ここにあります。

人間の変化を遅くさせている大きな理由は執着心です。
新しいものに知り合う勇気と、手放す勇気があって、成長する機会を手に入れます。

友達同志の輪の外に人生の醍醐味(だいごみ)があるならば、友達の壁を越えないとそれに触れることはできません。

リチャード・バックの『かもめのジョナサン』を、読んだことはあるでしょうか?
飛ぶことの好きな かもめ が周りから馬鹿にされ、卑下(ひげ)されながらも飛行の探求に打ち込み、群れを追放されます。

離れたら離れたで孤独が待っていたのではなく、同じく飛ぶことを好む かもめ たちに出会います。そこで飛ぶことを極めた かもめ が元の群れに戻っていきます。

相変わらず漁師の撒き餌(まきえ)を頼りに生きる仲間から笑われるのですが、その群れからも新たな賛同者を得るという物語だったと記憶しています。
人の心の癖をあぶり出す物語です。

右上がりの安定した状況なら、コミュニティ全体が上昇するので、コミュニティに所属していること自体が有効的に機能しますが、そうでない状況であるならば、その理論が成り立ちません。

全体像を把握し、真に望むゴールはどこなのかを心に描き、そうなるための術(すべ)を探り、一歩踏み出す勇気を持ってほしいです。

全体が個人に提供する価値あるものと、個人が求める価値あるものがずれているのが、今の時代です。常に自分自身の求めているものを再認識し、道に迷わぬよう心掛けたいものです。

かつて、「確固たる繋がり」を持つコミュニティが強い時代がありましたが、今は「なだらかな繋がり」を持つコミュニティが強いと評価されます。

個を活かし、皆を活かす、新しい人と人との繋がりが求められていますが、人の心の成長よりも組織の変革は常に遅れます。

さあ、時代の変わり目に、あなたは、どんな判断と選択をするのでしょうか?
これまた人生の醍醐味です。


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