WHOが「1日の糖分摂取量はスプーン6杯まで」を推奨

砂糖の配合量
世界保健機関(World Health Organization、WHO)は3月5日、1日の糖分摂取量を現行推奨量の半分にするべきだとの新指針案を示しました。




肥満や虫歯などの健康問題対策を強化する取り組みです。

WHOによりますと、2002年に発表した指針で定めた「1日の総エネルギー摂取量の10%未満」という糖分摂取量の目安は今後も維持しますが、新指針案ではさらに、この摂取量を半減し5%未満とすることを推奨しています。

これは、平均的なBMI(肥満指数)値の成人で、1日あたりティースプーン6杯に相当します。

ハチミツ、シロップ、フルーツジュースなどに入っている天然糖の他に、多くの食品や飲料には糖分が添加されています。

たとえば、炭酸飲料1缶の中にはティースプーン10杯分に相当する量が含まれています。

現代人が摂取する糖分の多くが、通常は『甘い食べ物』と考えられていない加工食品の中に隠れていますので気を付けてください。

現在のように精製技術が進み、砂糖の甘みとしての純度が99.9%以上のものになってしまった白砂糖は、その精製過程ですべてのビタミン・ミネラル、塩類、繊維質、たん白、脂質が除去されています。

“薬”とされてきた当時の砂糖は、さとうきびがもっている炭水化物や脂質はもちろんのこと、ビタミンやミネラル類のすべてをあますところなく摂っていたのですが、さとうきびから有用な液汁をのぞいた固形物の砂糖をつくる技術が開発されてから、甘みは得たものの大切な多くの栄養素は失なわれてしまったのです。

そして、今では砂糖の味を覚えてしまった私たちの甘味志向を満たすべく、パン、ジャム、清涼飲料水、調味料、お菓子やジュース類など、ありとあらゆる飲食料に使われるようになり、日常茶飯事として砂糖を多量に摂ってしまっているのです。

砂糖の取り過ぎは、虫歯の原因となるだけでなく、肥満・糖尿病・心臓病をおこす引き金の一つになっているといわれています。

私たちの食生活は、洋風化風潮のひろがりで、ずいぶん様変わりしてきています。

朝、砂糖入りの白いパンに砂糖入りのジャムをぬり、さらに砂糖入りの紅茶・コーヒーを飲む。

昼、ファーストフードを食べ、砂糖を多量に含む清涼飲料水をゴクゴク。

そして、おやつにはスナック菓子、ジュース、ケーキ、チョコレート。

夜、砂糖入り加工食品(ソーセージ、ハンバーグ、かまぼこ等)に砂糖入りのケチャップやソースをかけて食べ、食後にアイスクリームやデザート…。

もし、こんな食生活を送るようになったら私たちの体はひとたまりもありません。

まさに砂糖漬けの日々。

近頃、街で見かける子供たちに肥満体型が多いのも、こうした砂糖漬けの食生活に起因するのではないでしょうか。

ひとたび砂糖の味を覚えてしまったら、私たちの味覚から、その甘さを奪ってしまうことは容易ではありません。

しかし、できるだけ砂糖を控え、加工されない天然の糖分である果物や野菜を摂るように心がけていくことはできます。

そして、白砂糖の代わりにビタミン、ミネラルの豊富な黒砂糖を使うようにしましょう。

甘いものが欲しくなったときは、野菜や果物の甘みをうまく活かしたおやつ作りを工夫していくことも大切です。

「薬も過ぎれば毒となる」というたとえがあるように、砂糖もほんのひと口の甘さが疲れを癒してくれることもあれば、多量に摂り過ぎたために体だけでなく精神までが病んでしまうようなこともあります。

甘いものにはどれくらいの砂糖が含まれているか知っていますか?

アイスクリーム10~15g、カステラ一切15g、ドーナッツ1個12g、ホットケーキ1人分27g、清涼飲料水1本22g、コーラ1本21g、ファンタ30g、おはぎ(大)1個32g。

コーヒーに入れるグラニュー糖1袋で約8gもあります。

コーヒーを1日に2~3杯も飲む人は、それだけでも定量オーバーになってしまいます。

ところが、今では日本人一人1日平均約63gの砂糖をとっているといいます。

とはいっても、直接砂糖というかたちで食用しているのは、その15%相当の9.4gにすぎず、残り85%相当の53.6gは各種の飲食料のかたちでとっているのです。

清涼飲料、乳飲料、パン、ジャム、缶詰、冷菓、菓子類、その他、調味料、漬物・佃煮・ねり製品、酒類など。

それ以外にも医薬品からたばこに至るまで砂糖入りのものを口にするという日常生活を送っています。

特に、清涼飲料には、大量の砂糖と合成保存料、合成着色料などが添加されており、この砂糖入りのソフトドリンクの愛飲者が子供たちであることは憂慮すべきことです。

また、ファーストフードには脂肪や砂糖が多いものが少なくないのです。

アメリカでは、砂糖の摂取によって引き起こされる病気が問題になっています。

いわゆるシュガー・ブルース(砂糖病)と呼ばれ、その代表的なものとして、糖尿病、壊血病、脚気、肥満、倦怠感、偏頭痛、疲れ目、虫歯、にきびなどがあげられます。

そして、食生活の改善策として、砂糖、脂肪、食塩の摂り過ぎを防ぎ、でん粉や繊維を多く含む穀物、いも、豆、野菜などをバランスよく摂ることが大切と指摘しています。

砂糖に代わる人工甘味料として、サッカリン、アスパルテーム、ステビアなどがありますが、発ガン性の疑いや脳に障害を起こす疑いがあるなど、別の危険がつきものです。

低カロリー(あるいはノンカロリー)をうたい文句に出ている甘味料には、砂糖以上に注意したほうがいいでしょう。

意識してない分だけ衝撃な事実ですね。


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