想像力を刺激すると勝手に行動してしまう

赤ちゃん ハイハイ

【質問】
これは今から十数年前、アメリカの大型量販店での出来事です。
ある売り場担当者が紙オムツ売り場に「今しか見れない姿、残しませんか?」と掲示することで、紙オムツよりも高価な全く別の商品の売上を大幅にアップさせました。
その商品とは何でしょう?

【答え】
使い捨てカメラ

【解説】
紙オムツ売り場にやってくる お客様の大半は、子供のいる人たち。
しかも、紙オムツを使うのは新生児から2、3歳という一番かわいい時期です。

初めての寝返り、初めてのお座り、初めてのハイハイ、初めての つかまり立ち、初めての一歩、初めてのドラマ尽くしの時期ですが、同時に両親は子育てという日常の変化に大慌てとなってしまいます。

しかも、紙オムツは毎日使う生活用品です。
お客様たちは、ブランドとサイズをチェックする以外、ほとんど無意識で手に取り、レジに運んでいきます。

ところが、そんな売り場に「今しか見れない姿、残しませんか?」というコピーとともに、使い捨てカメラが陳列されるわけです。

読んだ瞬間、両親は我が子の今の姿を想像します。
そして、日常の中に紛(まぎ)れてしまっている、自分の「欲求」に気づくのです。
「かわいい姿を残したいな」と。

たった1行の文章によって日常から非日常へと連れ出され、関連陳列された使い捨てカメラを手に取ってしまう。

「買ってください」なんて 一言も言う必要はありません。

私たちは想像力のスイッチを“カチッ”と入れられると、あとは勝手に行動へと移してしまうのです。





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