老舗の信頼型キャッチコピー

継続は「信頼」なり

世の中には「いま話題のお店」と もてはやされ、長蛇の列をなす人気店があります。
「売り切れ続出のヒット商品」と呼ばれるものもあります。
しかし数年後、その数年後、そのお店がつぶれていたり、商品の生産が終わっていることも少なくありません。

そんな流行に左右されることなく、長年愛されてきた信頼感・安心感をアピールするキャッチコピーが「老舗の信頼型」です。

「なるはや」で仕事をする職人はいない。

こちらは手績(てう)み、手織りの麻織物などを扱う中川政七商店のポスターです。
このキャッチコピーでは、1716年に創業した老舗の誇りを「なるはや(なるべく早く)」という現代語の否定で表現しています。
流行りのビジネスとは違う。長く愛されるには理由がある。そんな職人のこだわり、そして品格や余裕を感じられる広告です。

結果は出すものではなく、出し続けるもの。
例えば野球のイチロー選手のように、続けることの大切さを分かっている職人だけが、どの世界も一流になれるのかもしれないですね。




老舗の信頼型キャッチコピーの実例

改良を続けて、ずっとスタンダード。キューピーマヨネーズ90年。
(キューピー 新聞)

2011年も、カンロ飴は新しくなりません。
(カンロ カンロ飴 屋外広告)

3分を積み重ねて51年。あっという間でした。
(日清食品 チキンラーメン 雑誌)

260年、日本人を甘やかしてきました。
(洋菓子店 ポスター)

繊細なバランスを知るものだけが、ずっと残る。
(日本コカ・コーラ 綾鷹 ポスター)

虫に嫌われつづけて125年。
(キンチョー 新卒採用 ポスター)

おかげさまで32年。ネコにとっては144年。
(ペットフード ポスター)

真っ直ぐつくって、130年。
(三菱鉛筆 新聞)

50年間。日本も大変だったが、日本の胃も大変だった。
(興和 新キャベジンコーワ 新聞)

親からすすめられた薬は、なぜかよく効く。
(富山のくすり ポスター)

24世紀になっても、きっと人間は湿布とか貼っている。
(富山のくすり ポスター)

ヒット商品番付なんて、めざしていません。こちら、発売40年になるエコ空調です。
(矢崎総業 ポスター)

歴史ある若い会社、ジェイテクト。
(ジェイテクトは、戦前からある2つの会社が合併して2005年に誕生した、自動車部品などの会社です。)

誰にも真似できない技術でまくらは縫われてゆく。誰でもできるよ、と職人は笑う。
機械のほうが速いけど、まくらは人の手で、誰かにつくる。そのほうがきっとよく眠れる。
(どちらも まくらのキタムラの店頭パネルです。「職人がつくる日本のまくら。創業1923年」と続きます。)

デフレの前から、安かった。
(時代に左右されることなく安かった、という意味で「安さの老舗」、「安心の安さ」と言えるかもしれません。


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