島倉千代子さんが75歳で死去。紅白歌合戦・美空ひばり・借金・細木数子と人生いろいろ

島倉千代子
「東京だョおっ母さん」「人生いろいろ」などのヒット曲で知られる、歌手の島倉千代子さんが75歳でお亡くなりになりました。

死因は肝臓がん。本日、午後0時3分に帰らぬ人となりました。




NHK紅白歌合戦には、1957年(第8回)の初出場以来、1986年(第37回)まで紅白史上初の30回連続出場を達成されました。

紅白歌合戦通算35回の出場は、現在紅組歌手では石川さゆりさんと同じ歴代2位タイの出場記録となっています。

私生活においては、1963年、25歳のとき父・寿雄さんが他界。

悲しみにくれる中支えてくれた元阪神タイガースの藤本勝巳さんと周りの反対を押し切り結婚しました。

結婚前に3度の中絶。結婚後は子供が望みましたが恵まれませんでした。

藤本勝巳さんとは、すれ違いの多い生活により別居を経て離婚しました。

1977年、島倉さんに信頼され手形を裏書されていた守屋義人さんが事業に失敗して不渡り手形を出し蒸発したことで、島倉さんは借金で苦労することになりました。

六星占術の著者である細木数子さんは4億円あった島倉さんの借金を1億5000万円に減らし、それを肩代わりしたことになっていますが、ただで肩代わりしたわけではありません。

代わりに島倉さんの興行権を手に入れ、芸能プロダクション「ミュージック・オフィス」を設立しました。

細木さんはその社長に就任し、莫大な興行収入を手に入れています。

当時の島倉さんの出演料は、必死で働いて年間2億2000万円でしたので、本当に1億5000万円に減らされたのなら、1年もすれば借金は返済できたはずでした。

しかし働いても働いても、借金は減るどころか増えていました。

結局は数年後に、このアリ地獄のような状況を見かねた島倉さんの知人が助け舟を出し、昭和56年にコロムビアミュージック(現コロムビア ソングス)に、残っていた1億円の借金を肩代わりをしてもらい、事務所を移籍することで借金問題は決着しました。

ですので、細木さんは島倉さんの借金の肩代わりをしたのは事実ですが、借金の保証人になったわけではありません。

ちなみに、島倉さんは当初、細木さんのことを「大恩人」と激賞していたのですが、アリ地獄のような経験した後では、細木さんについて全く言及しなくなりました。

2007年、69歳のとき知人に資産を奪われ再び多額の借金を抱えます。

同じ過ちを犯すのは自分のせいと責任を感じた島倉さんは誕生日に事務所を解散しました。

しかし周りの協力により心機一転スタートする事になりました。

このように島倉千代子さんには「借金」という大きな悩みが付きまといましたが、美空ひばりさんを本当のお姉さんのように慕い、心の支えにしていたようです。

1987年夏、美空ひばりさんが病気で福岡の病院に入院した際に島倉さんが見舞いに訪れました。

島倉さん本人は「ひばり姉さんを励ますつもり」で病室に入ったら、病室のひばりさんが「お千代、良く来たわね」と生来の明るさで島倉さんを迎え、「お千代が来てくれたから鍋焼きうどん(島倉さんの好物)の出前でも取って食べよう」と病人とは思えない元気さを島倉さんの前に見せました。

そのひばりさんの姿に「私が励ますつもりで行ったのに、逆に私の方がひばり姉さんに励まされちゃって…… こっちの方が恐縮でした」と後にテレビのインタビューで語っていました。

晩年、闘病生活を送っていたひばりさんはどんなに親交の深い芸能界の友人、親友などが見舞いに訪れても、プライベートでも実妹のようにたいへん可愛がっていた島倉千代子さんと、とんねるず以外の面会は拒否していたといわれています。

1988年、50歳のとき「人生いろいろ」が前年の1987年からこの年にかけて130万枚の大ヒットを記録しました。

『オレたちひょうきん族』での山田邦子さんの物まねやコロッケさんによる物まねをきっかけに「人生いろいろ」が若者にも受け、再び大ブレークし、1988年の『第30回日本レコード大賞』で最優秀歌唱賞を受賞しました。

「100万枚記念パーティー」では、山田邦子さんとコロッケさんが本人の目の前で、島倉さんの物真似による「人生いろいろ」を熱唱しました。

これに対し島倉さんは、「山田邦子さんとコロッケさんのおかげで、『人生いろいろ』が若い方にも親しまれるようになり、光栄です」と二人を賞賛しました。

このブレークで借金返済の目処がたちましたが、姉・敏子さんの目黒川への投身自殺、1989年、51歳のとき美空ひばりさんが他界という悲しい出来事がありました。

ひばりさんの訃報を聞いた島倉さんは仕事をキャンセルして直ぐ駆けつけ、3日間ひばりさんのそばから離れなかったそうです。

波乱万丈な島倉千代子さんの人生を振り返ると悲しい出来事が目立ちますが、明るく陽気な島倉さんの姿をご覧ください。

ご冥福をお祈り致します。

 >> 『CR島倉千代子の千代姫七変化』

島倉千代子さんの新曲「からたちの小径」のシングルCDが12月18日に発売

日本コロムビアは11月21日、11月8日に75歳で死去した歌手、島倉千代子さんが亡くなる3日前に録音した新曲「からたちの小径」のシングルCDを12月18日に発売すると発表しました。

日本コロムビアによりますと、11月14日に営まれた葬儀・告別式でこの曲が流れ、ファンから1000件以上の問い合わせがあり、急きょ発売することになりました。

「からたちの小径」は、来年デビュー60年目を迎える島倉さんが南こうせつさんに依頼。

11月15日に録音予定でしたが、島倉さんから南さんに「その日まで待てない」と連絡があり、11月5日に島倉さんの自宅に機材を持ち込み録音したそうです。


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