ライバルに差をつける発声法と話し方のスキル

あなたを見た瞬間、人はあなたのことを判断し始めます。

これらの判断は あなたが話し出した瞬間に補強されるか疑問の対象に変わります。

相手と直接対面していない場合、相手にとって あなたの声とコミュニケーションスキルは最初に受け取る情報であり、あなたを評価し始めるきっかけにもなります。

なにも、ラジオアナウンサーやテレビ司会者並みの話し方をする必要はありません。

信頼のおける力強いメッセージを伝えるため、声と体の使い方を学ぶ必要があります。

プレゼンテーションスキルは発言を補強するものでなければならないのです。




声について覚えておくべきことは、自分が聞いている自分の声と他人が聞いている自分の声は違うという事実です。

あなたは自分の声を体の外側でなく、内側で聞いています。

自分の声を録音して聞いてみると、他人にどう聞こえているのか確認できます。

録音された声を聞いてガッカリすると思いますが、悪いのはあなたの声ではありません。

必要なのは、最大限のインパクトを与えられる正しい声の使い方を習得することです。

声を使うときに多くの人が犯す唯一かつ最大の誤りは、声を外に張り出すように発音しないことで、その原因は「フェイシャルマスク」以外の場所から声を出していることにあります。

「フェイシャルマスク」とは唇、口、鼻の周辺を指します。

自分の「フェイシャルマスク」の位置を確認するには、ハミングしてみるのが一番です。

ハミングしながら意識を集中させると、顔のどの部分に振動を感じられるか分かります。

そこがあなたの「フェイシャルマスク」です。

話し方を改善したければ、まず自分の知っている歌を途中までハミングし、半分を過ぎたあたりで歌詞をつけて歌い始めるだけでいいです。

このとき、ハミングしたときと同じ場所に振動を感じられるように発声するのがポイントです。

話すスピードも説得力と大いに関係しています。

話すスピードやピッチを変えると相手の興味を引きつけることができますし、聞きやすくなります。

話し方が遅すぎたり早すぎたりすると、多くの聞き手を失う羽目になります。

話し方が遅すぎる人は「自信がなさそう」「あまり聡明ではなさそう」という印象を、話し方が早すぎる人は「落ち着きがない」「極端に緊張している」印象を与えてしまうことが多いからです。

このように一般化するのは不適切かもしれませんが、一般社会で よく指摘される事柄であることは間違いありません。

自分の声が他人にどう聞こえているか確かめることは、あなたにとって大きな強みになります。

家族以外の人、たとえば会社の同僚などに、あなたの声から受ける印象を率直に語ってもらうといいです。

改善の必要性を痛感させられるような大きな問題点が見つかった人、あるいは単純に自分の声や発声を改善したいと思っている人には、ボイスコーチに師事することを強くお勧めします。

数回レッスンを受けただけでも、話し方や他人に与える影響を改善できるはずです。

更に効果的な説得を目指すなら、声の調子を変えながら話すことも重要になってきます。

一本調子で感情を込めず退屈そうに話せば、臨場感が伝わりにくいです。

単調な声を使うと、話の内容よりも声のほうに聞き手の注意を引き付けてしまうのです。

誰かを説得するときは、メッセージの意味がしっかり伝わり、理解しやすく、意欲をかきたてるような声の使い方をする必要があります。

あなたの声ではなく、伝えたいメッセージに聞き手の注意を引き付けなければならないのです。

「この人の話を聞くのは楽しい」と感心させられた、巧みな話術の持ち主のことを思い出してみてください。

彼らはメッセージにインパクトを与えるため、規則的に声音(こわね)を変えています。

ある考え方やアイデアに聞き手の注意を引き付けられるよう声の調子を変えたり、話すスピードを変える手法を使っています。

話の途中でいったん「間」を置く手法も、ドラマチックな効果を生みます。

聞き手にしっかり理解してほしいときや じっくり考えてほしいときに、いったん間を置いてから次の話題に移ります。

これは説得力をもたらすことができる効果です。

「間が生じる前に聞いた情報について よく考えてみなさい、しっかり注意を払いなさい。考え方を変えるきっかけになるところだから」と潜在意識下で語りかけることができるからです。

説得力のある人の話し方は明瞭で一貫性があり、よくまとまっています。

彼らは「そして」「えー」「つまり」など、日常的に使う「つなぎ言葉」を意識的に排除し、その代わりに間を置く手法を効果的に活用して、伝えたいメッセージに力強さと効果を加えます。

説得力のある話術を身に付けたい人は、話し方のパターンやリズムを改善しましょう。

音楽の拍子を取るときのように自分の話し方にリズムを与えるシンプルな方法を使ってもいいし、もっと複雑な方法として、相手が話しているリズム、声音、ピッチ、速度をそっくりコピーすることも有効です。

どんな話し方の人であれ、最も重要な要素は、話し始める前に自分の言いたいことをしっかり理解し、確信を持ってメッセージを伝えることです。

あなた独自の説得のパターンは、必要な各要素が揃ったときに完成するのです。


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