マスターマインド(同じ目標を持った複数の人々の集団)への憧れ

「排他的な存在になりたい」という欲望は抗しがたいほど強いものです。

だからこそ、皆が「内輪の排他的集団(インナーサークル)」に入る必要があるのです。

インナーサークルは、外部の者には利用できない特別なアクセス手段を提供してくれます。

メンバーはそれを利用して誰かと接触したり、知識や誰も持っていない製品やサービスなどを入手したりできます。

業界団体や非営利団体には、運営をサポートするために選ばれた委員とボランティアの委員がいます。

この委員会に参加することは排他性を高められる非常に強力な手段となります。

委員会の席に座っている あなたの姿は、同僚や影響力を与えたいと思っている相手の目に大きな存在として映るはずです。

また、委員会への参加は別の次元での排他的なアクセス手段も提供してくれます。

企業の役員や同じ委員会のメンバーたちだけでなく、他の団体の委員たちと接触する機会も得られます。

排他性のあるポジションで働くことは、特別なアクセス手段だけでなく、ペルソナを鍛える手段も提供してくれるのです。

委員会が提供してくれるチャンスは他にもあります。




あなたは既にアクセス手段が確立された排他的なアドバイザー集団を手に入れることができるのです。

ナポレオン・ヒルの著作「思考は現実化する」(きこ書房)によって知られるようになったマスターマインド(同じ目標を持った複数の人々の集団)は非常に排他性の高い集団で、その多くは入会することが ほぼ不可能です。

非営利団体は、この排他性を日常的に利用して利益を伸ばしています。

団体へ寄付した人は会誌で名前を公表されるのですが、なかでも高額の寄付をした人は特別な待遇を受けます。

おそらくシルバーメンバーとして迎えられ、そのように紹介されます。

最高額の寄付者は誌面の別枠で感謝の意を述べられ、その寛大さに対して記念プレートと賞を授与されるのではないでしょうか。

こうした人々の仲間に入りたければ、同額レベルの寄付をすればいいのです。

排他性の論理をビジネスに応用する

排他性はアイデンティティーと密接に関わっています。

あなたの顧客や あなたが説得したい相手は、世間からこう見られたいというセルフイメージを持っています。

彼らは自分が何者であるか世間に認識させ、自分の立場や意見を分からせるため大いに努力します。

彼らの言動を観察し、彼らが世間からどう思われたいと願っているのか突き止めるだけで、あなたは排他性を利用して彼らの欲望に沿う機会を提供することができるのです。

ただし、排他性と秘密は別物であることを覚えておきましょう。

自分の業績を世間に知らしめたいと思わない人は多くありません。

大多数の人々には自分の所属先に注目してほしいという願望があり、それがどれだけ小規模なグループであろうが、グループの目的がどれだけ利他的なものであろうが関係ありません。

達成した業績や達成までの道筋については多少ぼかしておきたい部分があるかもしれませんが、自分の所属先については「私もそのグループに入りたい」と他人に羨ましがってほしいのです(羨ましがられなかったら、それは長続きするグループではありません)。

世の中の大半の人々は加入が制限されたグループに入る許可を得たいと願っていて、それにはかなりの努力が必要だという考え方を好んでいるのです。


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