小さなイノベーションと勝利の方程式を混同しない

ポルシェ911

成功する企業は、刷新(さっしん:イノベーション)は行なっても、それと勝利の方程式をいじることは絶対に混同しません。

ポルシェは絶え間なく車を刷新していますが、ブランドの長年の武器をいじることはありません。

1963年当時、カエル顔のポルシェ911シリーズは華やかでしたし、それは今も変わりません。

数十年が経っても、ポルシェは昔からそれほど変わっていないように見えます。

会社は、ポルシェのデザインは不滅で、大幅に刷新してはならないと知っているのです。




ミュージカル「レ・ミゼラブル」は、ほとんど演出を変えないまま、25年以上ロンドンで上演されています。

チケットは安くないのに、どの公演もほぼ満席です。

キャストとスタッフは時折変わりますが、音楽、キャラクター、さらにはマーケティング手法すらほとんど変わりません。

創造的な作品に変更を加えるのは簡単です。

しかし、必要なところだけを変えて、それ以外を元のまま残すには自制心が必要です。

LEGOは長年の間にブランドを拡張させ、斬新な方法で他社とコラボレーションも行なっています。

ですが、彼らには1つだけ堅持しているものがあります。

それはLEGOのブロックの仕組みです。

LEGOは、この仕組みこそが自社のアイデンティティーの核であり、めちゃくちゃにしてはならないと分かっています。

赤ん坊の誕生を心待ちにする世界中の母親と父親は、何年かしたら子供とLEGOで遊ぼうと楽しみにしています。

そのとき、自分が子供の頃に遊んだブロックが何か別の物に変わってしまっていましたら、魔法はとけてしまうでしょう。

急速に変化する世の中であっても、伝統をちょっぴり守ることは歓迎されるのです。


カテゴリー: ビジネス関連 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。