おとり効果(非対称な優位性)・・・意思決定を乱すバイアス(偏向)

おとり物件の手口

競争市場のマーケティングでよく用いられます。

市場に「おとり」を投入し、売り込みたい商品やサービスの魅力や需要を高めます。

たとえば、不動産会社で2種類の物件を担当しているとしましょう。

物件1は広さ1000平方フィート(ヤード・ポンド法における面積の単位。1平方フィート=0.09290304平方メートル)で1ヶ月の賃料700ドル、物件2は広さ800平方フィート、1ヶ月の賃料560ドルです。

当然、広い物件を探している場合は物件1、安い物件を探している場合は物件2を勧めます。

ですが、物件1を出来るだけ早く貸し出したいとします。

そこで900平方フィートの物件3の賃料を800ドルに設定します。

すると突然、物件1が格安に思えるのです。

この「非対称な優位性」と呼ばれる現象の原因は、物件1は、物件3に比べて広さも価格も好条件ですが、物件2は価格だけが好条件になっている点にあります。

もしかしたら今まで気づいていなかったかもしれませんが、数々の商品カテゴリーでバラエティ豊かなサイズ、色、オプションが用意されているのは、必ずしも消費者の多様なニーズに対応するためではなく、「おとり」商品として投入し、企業側が売りたい商品の需要の喚起を図っているからかもしれません。





カテゴリー: ビジネス関連 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。