ムーディーズが日本国債にネガティブレポートを発表

福島第1原発の地上タンク
米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9月9日、東京電力福島第1原発の放射能汚染水漏れなどの問題が、日本国債の信用力に「ネガティブ」だとするリポートを発表しました。




ただ、現在の国債格付け(Aa3)や「安定的」としている見通しは変更していません。
 

そして同日、東京電力は300トンの高濃度汚染水が漏れた福島第1原発の地上タンクの北側約20メートルに掘った井戸の地下水から、1リットル当たり3200ベクレルの放射性物質を検出したと発表しました。

9月5日にも近くの別の井戸から同650ベクレル検出されており、地下水汚染が拡大している恐れがあります。

3200ベクレルが検出された水は、9月8日に深さ6メートルから採取されました。

主にベータ線が検出され、ストロンチウムが原因物質とみられます。

この付近では深さ5〜7メートルに地下水が流れています。

漏れた汚染水が土壌に染み込んで地下水に混入した可能性があります。

観測井戸から約130メートル海側には、東電が建屋に流入して汚染する前の地下水をくみ上げて海に流そうと計画している井戸があります。

東電は汚染の広がりの範囲を特定し、計画に影響がないか調べるとのことです。

リポートは、高い放射線量の検出や、海への汚染水漏れなど問題が相次いでいることから、「世論の抵抗で、ほとんどの原発はすぐに再稼働できない」と分析。

その上で、原発を含む安価で安定的な電力供給を前提とする安倍政権の成長戦略の先行きや、化石燃料の輸入増加による今後の経常収支の赤字化にも懸念を示しました。


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