間と余韻に心と心をつなぐ引力が発生する

読んで分かる言葉より、聴いて分かる言葉が人の心に届きます。
目で見れば理解できるが、耳で聴くと「?」な言葉があります。

「約100人」
「およそ100人」

それぞれ、声に出して読んでみてください。
耳で聴いたときに、どちらが分かりやすいでしょうか?

けっこう早口で話していても、話を聴きやすい人がいます。
その人はきっと、難しい言葉を使わず、小学生でも分かる言葉やたとえ話(メタファー)で表現しているか「間」を絶妙にとっているか、その両方を実践しています。

一流の落語家の「間」と「余韻」は、ホレボレするほど人を惹きつける引力を有しています。
落語家は、パワーポイントも使わなければ、資料もテキストも使いません。
座ったまま、表情と手の動きだけで、人を笑わせ感動させます。
しかも、何度でも同じ話を聴きたくなるという、世界でも類を見ないプレゼンの芸術です。
では「間」で人とつながるための初歩のレッスンをどうぞ。




文章の区切りで使われる「、」で「1秒の間」をとります。
文章の終わりで使われる「。」で「2秒の間」をとります。
「、」と「。」の間以外は、一気に続けて読みます。

このレッスンを繰り返すと、間のとり方のコツをつかめて、話し方が変わります。
「、」と「。」で表現される間の空白に、心と心をつなぐ引力が発生することを体験してみてください。

人は伝えたい想いが強いと、あれもこれも伝えたくなり、早口で一方的になりがちで、かえって伝わらなくなります。
俳句や詩のように、余分な言葉を削ぎ落とした余白に、心がつながるパワーが宿ります。
間と余韻は、つながる共感力の第一歩ですが、一流になっても磨き続ける本質的に奥の深い極意の1つなのです。


カテゴリー: ビジネス関連 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。