人は元々持っている機能を使うと「快感」を感じる

表現エネルギーは、誰もが標準装備で持ち合わせています。
幼い頃に、周りの大人を幸せにし、感動させていた“源のエネルギー”ですから。

人を動かす怪しいテクニックや、複雑な心理ノウハウを学ぶより先に、“源のエネルギー”に触れて使いこなすほうが、圧倒的に幸せな結果を生み出すことができることに気づきましょう。
ただし そのエネルギーは、久しく使っていない人が大半です。
錆びついていたり出力低下したりしているので、磨き直し、充電する必要があります。




表情ひとつとってみても、表現力は退化しています。
あなたは、自分の表情を何種類自覚していますか?
笑った顔で数種類?
普通の顔と すました顔?
怒った顔?(鏡で見ないから分からない?)
せいぜい一桁のはずです。

プロの役者は、少なくとも数十種類の表情を自覚しています。
それは特別な人の才能ではなく、意識して訓練すれば誰でもできる技術です。
会って最初に目が行くのは表情であることは、誰でも知っているはずなのに、魅力的な表情をつくることをせずに、髪形やファッションに気を使っても、マネキンのような生命感がない存在になるだけです。

表情は筋肉でつくられています。
本来は57種類の表情筋を動かしながら、様々な表情を生み出せる才能が誰にでもあります。
ほとんどの人は その才能を使っていませんが。
表情というシンプルな表現力を使って、人は人とつながることができるのです。

表情筋を使うこと以外にも、声を出すこと、歩くこと、笑うこと、愛することなど、人は元々持っている機能を使うと「快感」を感じます。
ドイツの心理学者カール・ビューラーは、その快感を「機能美」と呼びました。

カラオケなどで思い切り表現すると、何とも言えない爽快感を感じるのも、機能快の存在を証明しています。
プロの表現者は機能快の感動を体で知っているので、地道なレッスンも長く継続できるのです。

観客が感動しているときもやはり、元々持っている心の機能を使っています。
演じる側も観客も感動を共有するとき、そこには一体感という「機能快の相乗効果」が生まれていて、記憶に残る感動体験になっているのだと思います。


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