失敗(マイナス)と成功(プラス)に人は感情移入する

「自分には人に語るようなドラマがない」という人が時々います。
それは、ちょっとした勘違いをしているだけです。
必要なのは「人に語る物語」で「人に誇る物語」ではないから。

いい家に生まれて、いい教育を受けて、いい学校に行き、素晴らしい仕事につき、素敵な人と出会って、幸せな人生を送りました・・・
そんな映画があったら、あなたは観たいですか?

波乱万丈とまではいかなくても、うまくいかないことや挫折を乗り越えて、成長していく主人公の姿にこそ、人は感情移入します。
自分の成功を一人で誇り続けるような自信過剰な人に、あなたは共感するでしょうか?




映画に限らず、現実の人生においても、失敗と成功、挫折と復活、試練と支援、失望と希望、ピンチとチャンス、別れと出会いなど、プラスとマイナスは常にセットで世界を形成しています。
コインも裏表があって成り立つように、両極が必ず存在するのが、自然の摂理です。

ヒーローには、強敵や世界観を変えるほどのチャレンジという設定が、どうしても必要になります。
失敗や挫折や別れは、そのときは落ち込みますが、それらは全てドラマを構成する要素として機能し、他者に共感しサポートできる経験にもなります。

人は他者の話を聞いて感情移入し、自分に置き換えることで、勇気や愛やチャレンジスピリットを学ぶ存在です。
映画や小説が、全くの他人の話なのに感動するのは、同じメカニズムです。

失敗や挫折や別れ・・・
そのときは落ち込むが、それら全て、人の心を動かす物語の構成要素となる。


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