言葉のジェットコースター

「真逆・落差型」は、反対の言葉や落差のある表現を使い、インパクトを強めるキャッチコピーです。

短い時間で感情を上下させ、その落差で強い印象を残します。

昼の大失敗は、夜の大笑い。

目覚めて、すぐに心臓が暴れ出した。
たしか今日は、得意先で重要な会議があった気がする。
それは、8時からであった気がする。
手帳を確かめる。
たしかに、8時からである。
現在は、7時半。
寝癖もそのままに家を飛び出し、タクシーを捕まえた。
飛ばしてください、というお決まりの台詞。
5分遅れで、得意先の会社に到着した。
ところが会議室の場所が分からない。
同僚に電話しようとしたところで、ふと気づく。
ケータイを、タクシーに忘れてきたことを。
そんな最悪な昼間のことを話すと、夜は酒を飲みながらがははと笑い、別の不幸自慢を始めた。
おいしい酒と肴があり、友がいる。
そんな夜に、昼間の失敗は、笑い話にちょうどいい。
うまく行き過ぎる人生は、お酒を飲んでもつまらない。
小さな不幸を、小さな幸福に変えながら、夜はあっというまにふけていく。

はっ、と目覚めると、すぐに心臓が暴れ出した。
たしか今日は…

今宵も、一杯。

(五明 店舗広告)

「真逆・落差型」キャッチコピーの実例

世界には、お腹のすいてる人と、お腹の出ている人がいる。
私のメタボをなんとかしよう。
世界の飢餓もなんとかしよう。
アフリカの子どもたちに給食を
(TABLE FOR TWO International ポスター)

大好きな人といるときに限って大嫌いな自分がでてきてしまう。
無口になるのは、話したいことがないからじゃない。
その反対。
恋する服 P-mate
(P-mate ポスター)

バカと書けば、ケンカ。バカ♥と書けば、愛。
ひとりがいいと言いながらネットでつぶやいている。
もう怒ったからね。
そう言う場合、たいてい そんなに怒っていない。
グットコミュニケーションを、いっしょにつくろう!
(JTBコミュニケーションズ ポスター)

戦争反対、競争賛成。
日本を出て、世界を知ろう。
(海外インターンシッププログラム GLAC ポスター)

映画地獄?天国じゃん
(エイベックス・エンタテインメント dビデオ ポスター)

何も言わないって、言葉なんだ。
優しいって、ひらがなにすると、やさしくなる。 
本を読むと 旅にでたくなる。
旅にでると 本を読みたくなる。 
その国の言葉で読んでみたい。
そう思った。
世界をめくろう。
(集英社 ナツイチ ポスター)