現代は、乱気流の時代?」「誰もが気づかないフリをしている前例のない社会問題」これらの記事で挙げた問題は、P.F.ドラッカーが30年以上前に指摘していたものです。人口ピラミッドを見て、時間を早送りすれば明らかでした。また、高齢者問題を世界で最初に扱ったのもドラッカーでした。その彼が、解決策の方針を示しています。

3つの方針

ドラッカーは、このような状況に3つの指針を与えています。

  1. 「問題ではなく、機会に焦点を合わせよ」
  2. 「変化を脅威としてではなく、チャンスとして認識せよ」
  3. さらに、スピノザ(オランダの哲学者)の言葉を引用し、「問題を解決しようとするのでなく、乗り切りなさい」

問題の共通点

上記の問題を、少し見方を変えれば、大きなチャンスが眠っていることに気づきます。様々な問題は、ある一つの共通点を指しています。
例えば、

  • 70歳まで、健康に楽しく働いてもらえれば、解決する
  • 65歳以上になっても働き続けられる職業は、頭を使う仕事か、軽度な労働(つまりサービス業)
  • 知識労働や高品質なサービスは、経験が重要である
  • 認知症の予防は、「頭を使うこと」しかも「楽しく」

これらが示すのは、「学習の機会は、増大し続けている」とい事です。さらに、医療費についても、

  • 医療の限界が取り上げられ、普段から健康に気遣う人が増えてきた
  • 必要なことは「自分の体の医者は、自分」になって、自分の体質にあった健康方法を見つけ出して、改善すること
  • 医者にかかって、薬を訳も分からず飲むのではなく、可能な限り自己診断を行い、医者と協力する関係が重要

など、私たち、患者側が賢くなる事を要求しています。

同様に、生産性の向上についても、

  • 生産性の向上は、激しく働くよりも、「賢く働くこと」
  • 一度限りの処方箋ではなく、継続的「カイゼン」が必要

が鍵です。つまりは学習と帰着できます。

新しい教育への関心の高まり

このような時代の中、時代の「雰囲気」「空気」が変わり始めています。多くの人が、学校教育の限界を認識しています。そして、「多くの親が新しい教育を探して」います。

企業や行政は、とっくに、現在の学校教育に疑問を投げかけ、違う教育を望んでいます。その結果、公教育は「アクティブラーニング」を号令に、変わろうと模索し始めています。これらのことが指し示す先は、「学ぶことを、大きく変えよ」です。

学ぶこと自体の生産性を向上させる

「学ぶこと自体の生産性(効率、効果)」を上げることで、すべての問題の解決に大きく貢献できる可能性があります。具体的には4つのことを実現すれば良いことになります。

  1. 学ぶこと、その対象を「好き」になる教育を実現すること
  2. 短時間で学んだこと以上を、学べるようになること
  3. 具体的な対象を学びながら、「学ぶ力そのものを上げる」教育
  4. 質の高い継続学習(ダブルフィードバックループ)を習慣にすること

ワクワクするチャレンジ

恐らく、あなただけでなく、あなたのすぐ近くの大切な人も、乱気流の時代に不安を感じていると思います。一方で、同時に「何かできるのではないか?」とも感じているはずです。なぜなら、目の前に答えがたくさん見えていて「あとは繋ぐだけ」だからです。

「もし、これらの大問題を私たちで直接、解決できるとしたら、ワクワクしませんか?」

もちろん、一人で出来ることは大したことはありませんが、皆で取り組みば大きな山をも動かすことは可能です。繰り返しになりますが、解決の糸口は、すでに見つかっています。それは「学ぶことを、大きく変える」ことです。