逆境に強くなるトレーニング法

HAPPY – しあわせを探すあなたへ
逆境に意識的に対処するには起きた出来事を人に説明するときの方法。

つまり「説明スタイル」を変えてみることです。




まずは、起きた原因が何だと思うか考えます。

楽観的な説明をする人は良い出来事が起こると、それは内的なもので変わることがなく広い範囲で起こると考えます。

「これは自分が関わった為だ。そしてこの状態が長く続く。さらに自分の人生すべてに影響する。」と思うことです。

一方、悪い出来事に対しては逆に考えます。

「原因は私ではない。いつまでも続くことじゃないから人生にとっては小さなこと。」

悲観的な人の説明スタイルは、これと正反対です。

このように自分の思考パターンをコントロールするだけでなく、ネガティブな感情でも快適に感じるように変換するのは逆境に対処する1つの方法なのです。

「悲観的な説明方法」を「楽観的な説明方法」に意識的に修正することで幸福度が変わってくるとされています。

たとえば、一杯のコップに半分のジュースが入っているのを見たとき「半分しかない」と悲観的に捉えるか「まだ半分もある」と楽観的に捉えるかで幸福度が変わってきます。

もし何か辛いことが起きたとしても「それは長く続くものではないし、頻繁に起きることでもない。また自分だけに起きることでもない。」と楽観的に自分に説明してみます。

出来事の捉え方を再構築することで心の変化を促すことができるといいます。

これはスポーツの練習のようなトレーニングを繰り返すことで向上していきます。

一般的に私たち日本人は楽観的とはいえないかもしれません。

どんな出来事も比較的真面目に重く捉えがちです。

なぜアメリカ人と日本人とでは逆境に対する捉え方が違うのでしょうか。

最後にもうひとつ指摘しておきます。

私たちの感情は生まれた国の文化を通じて身に付けたものだということです。

ここでイエス・キリストに関して行われた研究を元に「快適さ」と「不快感」についての文化に違いについてお話しましょう。

ご存知とは思いますが、キリストは世界中に20億人の信者を持つ宗教の崇拝対象であり、半分の10億人はカトリックの信者です。

日本人研究者の大石繁宏氏は「キリストは幸せだったのか」という研究を行いました。

もちろんキリストが本当に幸せだったかを調べるものではありません。

キリストが文化的にどう認知されているかを知るためです。

大石氏はそれを研究するため、韓国とアメリカを実験対象に選びました。

どちらの国も6割の人がキリスト教を信じています。

これは仏教徒とキリスト教徒がキリストをどう思うのか、という比較ではありません。

調査では「キリストにどんなイメージを持っていますか?」と質問しました。

事実を求めたわけではありません。

彼は両国民のキリストに対する考え方、捉え方を知りたいと考えたのです。

アメリカ人の答えです。

「キリストは立派で善人で凄い」

では、韓国の人はどうだったでしょうか。

「苦しんでいる」「犠牲」「はりつけ」「血」

このことだけ見てもアメリカ人と韓国人という全く違う2つのタイプがあるとわかります。

この研究は非常に説得力を持ちます。

この調査は「人々に崇(あが)められている人物の過酷で困難な状況に対して文化によっては異なるイメージを持つ」ということを証明しました。

十字架を背負ったキリスト。

アメリカ人はキリストの苦難を「偉大さ」と捉え、韓国人は「苦痛」と捉えています。

同じキリストのイメージでも国民性や文化によって苦難、すなわち「不快感」も質や量が変わってくるということが分かります。


カテゴリー: ライフスタイル パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。