日本国債の相場、反落(利回りは上昇)する構え

国債市場
通常、日本の政府債(国債)の相場は、米政府債につれて動きます。

しかし、FTSEの主要国別政府債指数でみた場合、米国債は9月までの1年間で3.78%のマイナスリターンに対し、日本国債は1.17%のプラスと今年は反対方向に動いています。




日本国債の相場は、日銀の積極的な債券買い入れを受けて下支えされていましたが、反落(利回りは上昇)する構えを見せています。

指標の10年物利回りは日本時間3日午後5時時点で0.745%でした。

最近、1%に上昇したのは5月でした。

3日に円が対ドルで下落し、心理的な壁の1ドル=100円に近づいたため、日本国債相場は下落しました。

しかし、安倍首相は消費税について、10月初めに決断内容を発表する見通しですので「消費税を2倍の10%まで引き上げる」とのニュースが入れば、日本の財政事情に対する市場全体の安堵感から、10年物国債相場が上昇し、利回りは0.6%を割り込む可能性があります。

その後、米国債利回りが上昇し、消費税に関する安堵感による日本株式の上昇と相まって、10年物国債利回りを年末までに1.05%に押し上げるでしょう。

日銀が債券買い入れを継続していくにつれて債券市場で流動性が低い環境になっている中で、ごくわずかな投資家が売っただけで利回りが急上昇するリスクがあることを忘れてはいけません。

世界経済の回復への明るいデータが出ていますので、日本国債も縮小ないし先細りの憂鬱で近く打撃を受ける可能性があります。


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