平成25年 国民生活基礎調査 介護の状況

平成25年度 国民生活基礎調査
国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活の基礎的事項を調査し、厚生労働行政の企画、運営に必要な基礎資料を得ることを目的に、昭和 61 年を初年として3年ごとに大規模な調査を、その間の各年は調査事項と対象世帯の少ない簡易な調査を実施しています。




要介護者等のいる世帯の状況

介護保険法の要支援又は要介護と認定された者のうち、在宅の者(以下「要介護者等」という。)のいる世帯を世帯構造別にみますと、「核家族世帯」が 35.4%で最も多く、次いで「単独世帯」が 27.4%、「三世代世帯」が 18.4%となっています。

年次推移をみますと、「単独世帯」の割合が上昇し、「三世代世帯」の割合が低下しています。(表 19)

平成25年 国民生活基礎調査

要介護度の状況を世帯構造別にみますと、「単独世帯」では要介護度の低い者のいる世帯の割合が高く、「核家族世帯」「三世代世帯」では要介護度の高い者のいる世帯の割合が高くなっています(表 20)。

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要介護者等の状況

要介護者等の年齢を年次推移でみますと、年齢が高い階級が占める割合が増加しています。

平成 25 年の要介護者等の年齢を性別にみますと、男は「80~84 歳」の 25.4%、女は「85~
89 歳」の 26.8%が最も多くなっています。(図 38、39)

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介護が必要となった主な原因を要介護度別にみますと、要支援者では「関節疾患」が 20.7%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が 15.4%となっています。

要介護者では「脳血管疾患(脳卒中)」が 21.7%、「認知症」が 21.4%と多くなっています。(表 21)

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主な介護者の状況

主な介護者をみますと、要介護者等と「同居」が 61.6%で最も多く、次いで「事業者」が14.8%となっています。

「同居」の主な介護者の要介護者等との続柄をみますと、「配偶者」が 26.2%で最も多く、次いで「子」が 21.8%、「子の配偶者」が 11.2%となっています。(図 40)

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また、「同居」の主な介護者を性別にみますと、男 31.3%、女 68.7%で女が多くなっています。

年齢階級別にみますと、男女ともに「60~69 歳」が 27.7%、32.5%と多くなっています。(図 41)

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同居の主な介護者と要介護者等の組合せを年齢階級別にみますと、「70~79 歳」の要介護者等では、「70~79 歳」の者が介護している割合が 50.6%、「80~89 歳」の要介護者等では、「50~59 歳」の者が介護している割合が 29.9%で最も多くなっています(表 22)。

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年次推移をみますと、60 歳以上同士、65 歳以上同士、75 歳以上同士の組合せにおいて、いずれも上昇傾向となっています(図 42)。

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同居の主な介護者の介護時間を要介護度別にみますと、「要支援1」から「要介護2」までは「必要なときに手をかす程度」が多くなっていますが、「要介護3」以上では「ほとんど終日」が最も多くなっています(図 43)。

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同居の主な介護者のうち、介護時間が「ほとんど終日」の者を平成 22 年と比較しますと「男」は 27.2%から
28.5%、「女」は 72.8%から 71.5%で、ほぼ横ばいとなっています。

続柄別にみますと、男女とも「配偶者」の割合が増加し、「女」では「子」が増加するとともに「子の配偶者」は減少しています。(図 44)

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同居の主な介護者の悩みやストレスの状況

同居の主な介護者について、日常生活での悩みやストレスの有無をみますと、「ある」69.4%、「ない」27.7%となっています。

性別にみますと、「ある」は男 62.7%、女 72.4%で女が高くなっています。(図 45)

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日常生活での悩みやストレスが「ある」と回答した者の悩みやストレスの原因をみますと、男女ともに「家族の病気や介護」が 72.6%、78.3%と高く、次いで「自分の病気や介護」が 26.7%、28.8%となっています(図 46)。

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介護サービスの利用状況

5月中の介護サービスの利用状況をみますと、要介護者等のうち介護サービスを1種類でも利用した者は 78.9%で、世帯構造別にみますと、「単独世帯」が 84.2%で最も高く、次いで「三世代世帯」が 80.8%となっています。

介護サービスの種類別にみますと、「単独世帯」では、「訪問系のサービス」が 70.5%で最も多く「、配食サービス」の割合も 11.6%と他の世帯構造に比べて高くなっています。(表 23)

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5月中の介護サービスの利用の有無を要介護度別にみますと、「利用あり」は「要支援者」が 66.9%、「要介護者」が 85.5%となっています。

このうち、訪問系・通所系・短期入所・居住系サービス・小規模多機能型サービス等をいずれも利用していない者の利用しなかった理由をみますと「、家族介護でなんとかやっていける」が最も高く、要支援者が 44.5%、要介護者が 47.1%となっています。(図 47)

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介護者の組合せの状況

要介護者等が家族・親族等や訪問介護事業者から受けている 16 項目の介護内容について、介護者の組合せの状況をみますと、「事業者のみ」の割合が多いのは「入浴介助」の 64.1%、「洗髪」の 63.5%となっています。

「主な家族等介護者のみ」による介護の割合は、「入浴介助」「洗髪」「身体の清拭」以外のすべての項目で最も多くなっています。

また、「事業者と家族等介護者」による介護の割合は、「排泄介助」が 20.6%と高くなっています。(図 48)

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【平成25年 国民生活基礎調査 別項目もご覧ください】

世帯数と世帯人員数の状況

所得の状況

健康状況


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