毎月勤労統計調査-平成25年10月分結果速報

毎月勤労統計調査
厚生労働省が12月3日に発表した10月の毎月勤労統計によりますと、名目の賃金指数を消費者物価指数で割って算出する実質賃金指数は83.5となり、前年同月比1.3%低下しました。




4カ月連続で低下しました。

景気回復による生産増などを背景に名目の賃金は4カ月ぶりに微増となりましたが、物価の上げ幅には追いついていません。

毎月勤労統計調査は従業員5人以上の事業所が対象となります。

名目の現金給与総額は0.1%増の26万7167円。

残業代に当たる所定外給与が5.4%増と7カ月連続で増えた半面、基本給に当たる所定内給与は0.4%減と17カ月連続で減りました。

来年4月の消費増税によって物価への上昇圧力が強まる見通しで、所得の増え方が鈍いままでは消費が冷え込む可能性もあります。

消費者心理の冷え込みを和らげ、増税による景気の腰折れを避けるには、所定内賃金が今後どれだけ上がるかがカギとなります。

平成25年10月分の調査結果のポイント

(前年同月比でみて)
・現金給与総額は0.1%増
一般労働者は0.5%増、パートタイム労働者は0.5%減

・所定外労働時間は4.9%増

・常用雇用は1.0%増

賃金

所定内給与は、前年同月比0.4%減の242,153円となりました。

所定外給与は5.4%増加し、きまって支給する給与は0.1%減の261,664円となりました。

現金給与総額は、0.1%増の267,167円となりました。

実質賃金は、1.3%減となりました。

労働時間

総実労働時間は、前年同月比0.4%減の148.0時間となりました。

このうち、所定外労働時間は、4.9%増の10.8時間となりました。

製造業の所定外労働時間は、9.8%増となりました。

なお、季節調整値では、前月比1.0%増となりました。

雇用

常用雇用は、前年同月比1.0%増となりました。

このうち、一般労働者は0.6%増となり、パートタイム労働者は1.9%増となりました。

平成25年10月分の結果の概要

賃金

10月の一人平均現金給与総額は、規模5人以上で前年同月比0.1%増の267,167円となりました。

現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、0.1%減の261,664円となりました。

所定内給与は、0.4%減の242,153円となりました。

所定外給与は、5.4%増の19,511円となり、特別に支払われた給与は、3.2%増の5,503円となりました。

実質賃金は、1.3%減となりました。

現金給与総額を就業形態別にみますと、一般労働者は前年同月比0.5%増の338,353円となり、パートタイム労働者は0.5%減の94,511円となりました。

労働時間

10月の一人平均総実労働時間は、規模5人以上で前年同月比0.4%減の148.0時間となりました。

総実労働時間のうち、所定内労働時間は、0.8%減の137.2時間となりました。

所定外労働時間は、4.9%増の10.8時間となりました。

また、製造業の所定外労働時間は、9.8%増の15.8時間となりました。

季節調整値では、前月比1.0%増となりました。

総実労働時間を就業形態別にみますと、一般労働者は0.1%減の171.5時間となり、パートタイム労働者は1.0%減の91.1時間となりました。

雇用

10月の常用雇用の動きをみると、全体では規模5人以上で前年同月比1.0%増となりました。

一般労働者は0.6%増となり、パートタイム労働者は1.9%増となりました。

主な産業についてみますと、製造業1.2%減、卸売業,小売業0.2%減、医療,福祉3.3%増となりました。


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