「新・PASONAの法則」実践例を参考にしながら、あなたの商品自体のセールスレターを書く場合のアドバイスを3つしておきます。

ひとつ目のアドバイスとしては、「新・PASONAの法則」の順番に文章を並べるのは、まず学んでいただきたい基本形であり、慣れてきたら、順番を変えていただいても問題はないということです。

顧客が全くあなたのことを知らない場合には、やはり顧客の悩みを解消することが一番反応を引き出すので、問題【Problem】から入るのが順当なのですが、既にあなたのことを知っている「お得意様」であれば、解決策【Solution】から入っても、絞り込み【Narrowing down】から入っても、同じように売れます。

たとえば、「祝!国際パティシエ大会金賞!」とインパクトのある解決策【Solution】を提示し、その後、商品に興味を持つように、「審査員がうなった、その理由をお話しします」と続けてもいいでしょう。

また、「10月下旬が最高の「食べ頃。ホテルへの出荷前に、あなた様のご家族分を確保しますので、今すぐご連絡ください」というように絞り込み【Narrowing down】と行動【Action】から始めても良いと思います。

このように、順番を変えることによって、あなたの文章は全く異なる印象を顧客に与えることになるので、複数回、続けて顧客に同じ商品を販促する際には、「新・PASONAの法則」の要素を変えてみることを試してみましょう。


2つ目のアドバイスは、解決策【Solution】の提示についてです。

顧客はあくまでも、自分の問題を解決するためか、自分の欲求を満たすために商品を買います。そこで、顧客の問題を解決する手段として、あなたの商品を案内するのですが、その際には、顧客の視点から、できるだけ魅力的に表現してみましょう。

その表現は、【質問1:商品】と【質問2:顧客】、そして【質問4:共感】の答えを見比べながら、考えてみる必要があります。

なぜなら、【質問1】により導かれた、商品説明の切り口は、【質問2】で見出された対象顧客、そして【質問4】で深く理解した顧客ニーズによって、変わってくる可能性があるからです。

もし、ピンとくるような表現が思い浮かばなかったら、もう一度、「5つの質問」に戻り、答えを考え直してみましょう。


そして3つ目のアドバイス。
繰り返しますが、この文章は、あくまでも演習の一環です。

リンゴは「お悩み商品」というよりも、食、ファッションなどのように「欲求による衝動買い」をしがちな商品なので、実際に売る場合には、【質問4】から導き出される「問題【Problem】」については、記載しないほうがイメージ的にも良いでしょう。

そこで、「新・PASONAの法則」実践例の「魔法のリンゴ」について言いますと「あなたには、こんな思い出はありませんか?」を第一文とし、その前までの言葉は全てカットすることをお勧めします。

ただ大切なのは、顧客の痛みに対して想いをはせるプロセスを通して、あなたの商品が、より大きな社会的問題の解決へとつながっていることに気付くことなのです。

そうすることで、行間に、あなたの想いは宿り、あなたの想いに共感する素晴らしい顧客たちが集まってくることになります。

「一過性の売上」を取るか、「生涯の顧客との関係」を取るかと考えた場合、「新・PASONAの法則」は、後者を優先する思考プロセスです。

そして、あなたは、集まってきた顧客=同志とともに、新しい世界を創るというライフワークを始めることになります。