建設的アキラメの法則

プロジェクトは一直線には成功しません。にもかかわらず、ほとんどの場合、予定どおりにプロジェクトが進んでいかないと失敗とみなされてしまいます。

たとえば、「この仕事は、この期日まで」と、エクセルの工程表で管理されていたとしましょう。もちろん、あなたは定められた日までに仕事を仕上げようと努力しますが、現在の多くの仕事では工程表どおりに進むことは滅多にありません。

一直線にプロジェクトが進んでいくのは、過去からの繰り返し作業の場合です。機械が部品を作るような場合には上手くいきますけど、求められる仕事が創造的になればなるほど上手くいきません。

なぜなら、進行してみて初めて見えてくる情報や状況がありますから、途中で新たな発想を取り入れなければプロジェクトは硬直し、過去の認識で作られた計画にしがみつけばつくほど、成果物は過去のものになってしまうからです。




そこで未来に価値あるプロジェクトであればあるほど、必ずと言っていいほどスケジュールの中盤あるいは最終局面で八方ふさがりに陥ります。それはプロジェクトが当初の想像をはるかに上回るレベルへと脱皮しようとしているからです。

このように行き詰った際、【貧す人】は、なんとか工程どおりに進めるために、「現実的に考えよう」と呼びかけ、妥協します。

逆に【稼ぐ人】は、いったんプロジェクトを手放します。蝶になる前に芋虫がサナギとなる時期があるように、いったんプロジェクト自体から離れてみるのです。

それでは、プロジェクトを手放して何をするのでしょうか?
答えは、プロジェクトが完成したときの最高の未来を先取りするのです。

「今、最高にハッピーになるためには、何をしたらいいか?」と自分に問いかけます。そして短時間でもいいので、心底リラックスしながら、幸せに浸ってみます。恋人や家族と映画を見に行くのでも、また同僚同士で飲みに行くのでもいいです。

すると突然、予想外の解決策がひらめいたり、思いがけない人から連絡が入ったりして、一気にプロジェクトは形になり始めます。このように、本当に価値を生むプロジェクトは連続的に完成していくものではなく、非連続的に出来上がります。

飛躍する前には、一度荷物を下ろさなくてはいけません。これは“建設的なアキラメ”です。


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