価格 「売り手<買い手」の状況を作る要因その4

「売り手<買い手」の状況を生み出す最後の方法は、生産コストを下げ、利益を確保しつつ他社よりも安い価格を提示することです。

サービスを提供する小さな企業の多くは、大企業ほど経費がかからないため、価格で競うことができます。

小さな企業は、空き部屋をオフィスにしたり、市況に便乗したり、安いソフトウェアを使ったりして、経費を抑えられます。

その上、街中の高価なブランド品を揃えた部屋で、高価なデスクで仕事をするよりも、稼ぎは良くなります。




かつて大企業が低価格で商品を提供できたのは、工場や設備に投資する体力があったからでした。

設備投資が他社にとっての参入障壁になっていました。

しかし、「シェアリングエコノミー(共有型経済)」の概念が広まりつつある現在、小さな企業でも必要なときには大半の工場や設備を借りられますし、必要ないときの管理に困ることもありません。

もちろん、投資の方法次第では他社の参入を防ぎつつ、低価格を維持できます。

作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバー(ミュージカル「キャッツ」「オペラ座の怪人」などで知られる作曲家)は、いくつもの舞台を大成功させて大金を稼ぎ、そのお金でロンドンの主要な劇場を買いあさりました。

場所を押さえたおかげで、彼はもう曲を書く必要が無くなりました。

ロンドンで興行したい劇作家は、ウェバーの劇場を借りなければならないからです。

おまけに劇場の所有者ですから、自分の舞台を安く上演できました。

価格を抑えながら、利益を確保する方法は3つあります。

価格を抑え、利益を確保する3つの方法

【投資を行う】

自然に参入障壁が上がるような資産に投資すれば、費用を減らして利益を確保できる。

施設を所有する、またはレンタル料が高い設備を購入すれば価格を抑えられます。

【改良する】

費用がかかるばかりで顧客に価値を提供しない、などの非効率な部分を探して改良すれば、利益を確保しながら価格を下げることができます。

【システム化する】

人間の代わりにシステムとテクノロジーを使うのも、費用を抑えつつ利益を確保するのに有効です。


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