年間約1万7,000人が入浴中急死!ヒートショックで失神、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞

ヒートショック
東京都健康長寿医療センター研究所は、これからの寒い季節に向けて「住居内の温度管理によるヒートショック予防」など、住居内の温度管理についての提言を発表しました。




ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる健康被害で、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことがあります。

入浴時にヒートショックにより失神し、溺(おぼ)れて死亡するケースは入浴中急死の典型的な例です。

東京都健康長寿医療センター研究所調査によりますと、2011年は1年間で約1万7,000人もの人々がヒートショックに関連した入浴中急死をしたと見られ、そのうち1万4,000人ほどが高齢者と考えられています。

ヒートショック

特に外気温が低くなる1月は、入浴中に心肺機能停止となる人が、最も少ない8月のおよそ11倍と急増しています。

ヒートショックの危険性が高い人として、東京都健康長寿医療センター研究所は高齢者や生活習慣病、糖尿病、脂質異常症の人を挙げています。

予防策としては「脱衣所や浴室、トイレへの暖房器具設置や断熱改修」「シャワーを活用してのお湯はり」「夕食前・日没前の入浴」「湯温設定41℃以下」「飲酒時の入浴を控える」などを紹介しています。

また東京都健康長寿医療センター研究所では、東京と埼玉で築20年以上の戸建て住宅に住む59〜85歳の高齢者を対象に、室温や血圧の測定、健康に関するヒアリングなどを行いました。

対象者18人が住む住居(居室)を対象に、壁や床への断熱材取り付け及び床暖房の設置等の断熱改修を実施。

2011年から約1年間をかけてデータをまとめたところ、居室の断熱改修は血圧の低下や安定化に有用である可能性が見られました。

東京都健康長寿医療センター研究所が2010年度に行った高齢者43人(77〜86歳)に対する血圧と室温の24時間測定でも、部屋全体が暖まっている「適温」での生活が、血圧の上昇を抑え、安定化に効果的であることが分かっています。

居室を効果的に断熱するためには、熱の逃げやすい場所を知る必要があります。

冬場の居室では、熱の48%が窓から、外壁から19%が、床から10%が逃げるとされています。

これらの熱を逃がさないよう、断熱性能が高い窓ガラスを使用したり、断熱シート・フィルムを貼るなどの工夫が大事です。


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