がん保険金が支払われない5つのケースと保険会社が儲かる仕組み

がん保険
「いざ」という時のために加入したガン保険のはずが、実際に癌(がん)になっても、保険金が支払われないトラブルが頻発しているようです。




昨年度、国民生活センターに寄せられた医療保険に関するトラブルは1035件にも上っています。

具体的には、保険勧誘時の説明不足から生じるものが多いようです。

保険金が支払われない5つのケース

(1)保険金が支払われない種類の癌になったケース

例えば、粘膜のような上皮内にとどまっているごく初期の癌である「上皮内新生物」では、保険金が出ない、もしくは一時給付金が減額される商品があります。

さらに、この上皮内新生物かどうかは最終的に病理医が判断しますが、その判断は医師によってまちまち。

診断する病理医によって、保険金が出るか出ないか異なる可能性もあるほどです。

(2)加入後、すぐに癌になったケース

しかし、もし上皮内新生物でも保険金が下りるタイプのガン保険だったとしても、「責任開始日」の存在があることを忘れてはいけません。

責任開始日とは、ガン保険の場合、加入した日(申し込み、診査<告知>、第1回保険料相当額払い込みの3つすべてが揃った日)を保険期間の始期とし、その日を含めて90日が経過した日の翌日が責任開始日となります。

それ以前にがんが発覚しても保険金が出ないのです。

(3)入院しないケース

ガン保険の中には「癌の治療を目的とする入院をしたこと」が保険金支払いの条件になっている商品もあり、通院治療だけの場合には保険金が出ません。

(4) 病歴告知をミスしたケース

また、ガン保険に入る前には過去の病歴や現在の健康状態を申告する必要がありますが、後に申告漏れが発覚すると、「告知義務違反」とされて契約を解除されることがあります。

契約を解除されれば、保険金が出ないだけでなく、これまで払い続けてきたお金も戻ってきません。

加入前の申告はごく簡単な質問項目しかないため、こうしたトラブルは起こりがちです。

加入してから2年以内に保険金を請求した場合は、必ず保険会社の調査が入ります。

健康保険の情報から、その人の通院歴などを調べるのです。

(5)再発したケース

「診断給付金と手術給付金は一度限りという条件」の保険商品の場合、再発したがんに対しては保険金が出ません。

「診断給付金については、2年に1度を上限とする商品も多いですが、ある外資系生保のがん保険では、初回の診断から5年以上経過した場合という条件になっています。

ガン保険は保険会社が儲かる仕組み

あの手この手でお金を支払わずに済まそうとする保険会社。

ガン保険でトクをするのは保険会社にほかなりません。

しかし、「2人に1人が癌になる」時代、万一の時に備えて、ガン保険に入っておきたいというのも人情です。

ただ、この「2人に1人が癌になる」といわれているのも、保険会社側の都合のいい数字のトリックだと専門家は言います。

ガン罹患リスクを年代別に見てみますと、たとえば50歳の男性が10年後までに癌にかかる確率は5%。

60歳の男性でも、10年後まで癌になる確率は15%。

つまり現役世代ですと、ガン保険は90%ほどの確率で出番がありません。

ガン罹患リスクが高まるのは高齢になってからの話です。

リスクを恐れて40歳からガン保険に加入していても、癌になるまでの40年間に払い続ける掛け金はほぼ全てが保険会社の儲けになっていると言っても過言ではありません。

「がんになりそうもない、健康な顧客を積極的に集める」というのは代理店で暗黙の了解になっています。

「いざ」という時に裏切るがん保険よりも、ある程度の貯金が大事だと思います。

また、インターネットや雑誌などで「ファイナンシャルプランナーがすすめるがん保険」「保険のプロが入る保険!」として常に上位にランクインするガン保険「AIG富士生命 がんベスト・ゴールド」は、人気が集まったために、6月いっぱいで販売終了となるといいます。

7月以降は『がんベスト・ゴールドアルファ』という商品名になり内容も改定。

先進医療特約の上限金額が2000万円までに改定されます。

ところが、保険料は1.5~2倍に跳ね上がることに。

顧客にとってメリットのある保険商品は、必ずと言っていいほど『販売停止』になる傾向があります。

「AIG富士生命 がんベスト・ゴールド」も、その例に漏れずということのようです。


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