癌
癌(がん)は現代社会の疫病として蔓延しています。

日本では死因のトップが癌であり、年間35万3318人の方が亡くなっています(平成22年、厚生労働省発表)。

これは、2位の心臓血管障害による死亡者数の2倍近い数にのぼります。

癌の罹患(りかん)、死亡者数は男女ともに年々増加し続けています。

2009年の総癌死亡数は、1975年の約2.5倍になっています。

生涯に癌を患(わずら)う確率は2人に1人、癌が原因で死亡する確率は男性で4人に1人、女性で6人に1人と報告されています。

これは日本だけの問題でしょうか?

世界保健機関(WHO)の報告では、2008年の調査で、世界中の死因のトップは癌であり、癌死亡者は推定760万人、死亡の原因の13%を占めるとしています。

癌の部位別では、男性で多い順に、肺癌、前立腺癌、大腸癌、胃癌、肝臓癌。

女性では、乳癌、子宮癌、大腸癌、肺癌、胃癌の順になっています。

2030年には癌の死亡者は倍増すると予測しています。

これだけ癌が日本を含めた世界で、疫病として“パンデミック”化しているにもかかわらず、この数十年の癌の治療は低迷しています。

その間にも次々と癌の治療では新しいトピックが出現しました。

放射線治療、新しい抗癌剤(分子標的薬)、遺伝子治療、免疫療法・・・。

どれも私たちに明るい未来を期待させましたが、その期待は、ことごとく裏切られてきました。

そうです。これまで、どの治療も癌を根治できることはなかったのです。

このような現状をしっかりと受け止めると、近藤誠医師のように癌(発見時には既に転移をしている、いわゆる「本物の癌」)は何もしない放置療法に限るという結論になってしまいます。

なぜ、このような惨状が続いているのでしょうか?

それは、癌を「遺伝子の異常による病気」と考えているからです。

癌が遺伝子の病気であるというのは20世紀の医学界のセオリー(理論)でした。

セオリーとは、重力理論のように全ての事実や法則を説明できる、サイエンスの世界で最も信憑性が高いとされているものです。

しかし、癌遺伝子セオリーは全ての事実を説明できない矛盾だらけのパラダイム(理論的枠組み)であることが分かってきました。

この間違った考えを捨て去らない限りは、いつまでたっても癌の治療は進歩しません。

それでは、それに代わる新しい癌のセオリーはあるのでしょうか?

実は、細胞内のミトコンドリアという小器官のダメージによって遺伝子に異常が引き起こされることが癌の本質なのです。

このことが理解できると「癌もどき」と「本物の癌」という誤った分類は用をなさなくなります。

まず、この新しいセオリーを今後、詳しく説明していきます。

そこから、癌の予防対策が見えてきます。

さらに、癌の特質を知ることによって癌の根治治療が可能になります。

癌の発生原因、そして癌の特質。

この2つを明らかにすることで、現代医療の癌治療のアプローチが無益どころか有害であることが詳(つまび)らかになり、さらに癌の根治治療が明らかになります。

癌のパラダイムシフトがこれから始まります。