農水省
日本農林規格(JAS)法で定められた有機食品ではないのに「有機」と表示し、2011年11月~2013年11月に農林水産省が同法違反で指導した事例が182件あったことが、20日分かりました。

農水省は業者名などの詳細を公表していません。

この事実は農水省への情報公開請求で分かりました。

有機と表示するには第三者機関の認証が必要で、表示がない食品より価格が高いものが多く、消費者は有機でない食品を不当な価格で買わされていたことになります。

農水省と全国の農水省出先機関にJAS法違反で指導をした事例の文書を開示するよう請求した結果、開示された文書では、業者名、商品名、販売個数がいずれも黒塗りされていました。

この文書によりますと、有機の表示違反が最も多かった農作物はコメで46件。

北海道農政事務所は2011年12月、認証を受けていないのに袋詰めのコメを販売したとして道内の業者に「JAS制度への認識が欠如しており点検を強化すること」と指導しました。

大豆、ネギ、トマト、ホウレンソウ、ニンニクなどの野菜類も計74件、コーヒーも12件の違反がありました。

業者の所在地の都道府県別では、確認できただけでも東京都が19件と最も多く、大阪府が15件、北海道が11件でした。

農水省表示・規格課は「認識不足や過失による違反で悪質性は高いと言えない。業者はホームページなどで違反を公表しており、行政として業者名を公表する基準に達していない」としています。