抗生物質や成長ホルモン剤を過剰に投与された鶏肉が原料のチキンナゲット

チキンナゲット
ファストフードの原価率は、平均すると20%程度と言われています。

下記は某ハンバーガーショップの商品個別原価率です。

ハンバーガー      売値100円、原価28円、原価率28%
チーズバーガー     売値120円、原価35円、原価率29%
フィッシュバーガー   売値270円、原価41円、原価率15%
チキンナゲット(10個) 売値520円、原価61円、原価率12%
ポテトフライ(M) 売値250円、原価19円、原価率 8%




細かな飲食、食品関係の事情など知らなくても、ハンバーガー1個が28円で作られているということに、何か疑問を感じる人が多いのではないでしょうか?

100円で売るハンバーガーでも利益が出る構造とは一体どういうものでしょう。

2007年に日本マクドナルドでは、フランチャイズ契約に基づいて営業を行っている店舗が、賞味期限切れの商品を使用して客に提供したということで、食品衛生法違反に問われたことがあります。

調理日時のラベルを貼り換えていたのです。

そのマクドナルドが2013年、中国国内で営業している店舗で、抗生物質や成長ホルモン剤を過剰に投与した鶏肉が使用されており、その鶏肉が日本にも輸入されていたことが分かり、一部の消費者の間では大騒ぎになりました。

この事件は、本来であればもっと報道されてしかるべきだと思うのですが、報道するべきメディアはスポンサーに対して「配慮」があり、全くと言っていいほど報道されませんでした。

一部のメディアが、日本マクドナルドに中国の仕入れ先企業名を尋ねても、「情報は提供できない。心配なら購入を控えてもらうしかない」と説明責任を無視したような、傲慢な対応に終始しました。

この鶏肉は、抗生物質や成長ホルモン剤を過剰に投与された薬漬けの鶏肉で、しかも病気だったことも分かっています。

中国は世界最大の抗生物質生産・消費国で、その薬品の質も劣悪なうえ、動物に使われている抗生物質の量は日本の3倍を優に超えていると言います。

鶏肉生産販売で最も有名な中国の企業は、河南大用食品ですが、マクドナルドはここから鶏肉を輸入して使用していました。

もちろん、マクドナルドはそのことを認めています。

そしてこの河南大用食品こそが、病気の鶏肉を食品に転用した疑惑を持たれ、それを報じられていた企業だったのです。

日本における鶏肉生産も、決して良い状態とは言えませんが、それでも毎日、1日に2回、抗生物質を飼料に混ぜて投与し、耐性が出るのを防ぐために18種類にも及ぶ抗生物質を、常に変更して与えているという中国とはレベルがまったく違います。

マクドナルドは、その会社案内の中で、レストラン・ビジネスの考え方について「クイックサービスレストランとしての最高の店舗体験の提供により、お客様にとって“お気に入りの食事の場とスタイルであり続けること” をミッションとします。そしてQSC&V(Quality / 品質、Service / サービス、Cleanliness / 清潔さ、Value / 価格)をレストラン・ビジネスの理念とし、そのミッションを達成します」と語っているのが空しい感じです。

しかし私は、マクドナルドが自社での中国産食材の使用を認めたうえで、安全性については、消費者が自ら判断するように言っていることにも一部の理があるように思ってしまいます。

1個100円で売っているハンバーガーや、極端に安い原価で作る鶏肉ミンチのから揚げのようなものに、安全性を求められても困ってしまうというのが本音でしょう。

しかし、そのことを大っぴらに言えるはずもありません。

「心配なら購入を控えてもらうしかない」という柔らかな言い方にしただけだと思います。


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