健康管理の記事一覧

現在の日本人の平均寿命は83歳。
昔の人々と比べると、その差は何倍にも長くなりました。

そこで、昔を振り返ってみると

  1. 旧石器時代から縄文時代
    マンモスがたくさんいた時代。その時の平均寿命が15歳。子供の死亡率が高かったので、平均寿命も下がってしまう。
  2. 弥生時代
    稲作の文化とともに新しい土器や便利な道具が伝わり寿命が20歳代に。
  3. 奈良・飛鳥時代
    平均寿命は30歳前後。
  4. 鎌倉時代
    激しい天候不順が続き、平均寿命が24歳まで落ち込んだ。
  5. 室町時代
    農作物の不作は室町時代になっても続き平均寿命は15歳。
  6. 江戸時代
    平均寿命は30歳~40歳。ただし15人の将軍の平均寿命は51歳。栄養状態が庶民に比べて圧倒的に良かったはずなので、比較的長生きだったようです。
  7. 日本の平均寿命が50歳を超えたのは昭和22年(1947年)

約1万8000年かけて人の寿命が35歳延びたのに対して、戦後、たった70年間で33歳延びたという結果は、食料の安定供給と栄養改善・医療の発展が寄与していることは事実です。

素晴らしいと受け取ることもできますが、人類が1万8000年かけてきた進化を、この70年間でカバーしてしまうという驚異的な進歩は、どこかひずみが生じているのではないかと考えてしまいます。

寿命が長くなった=生かされている時間が長くなったという事。
その長くなった分、次の世代に生きている喜びを伝えられる人生を送りたいものです。
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「心身一如」これは心と体をひとつのものと捉える考え方。
東洋の宗教の修行法や東洋医学の考え方が基礎になっています。

たとえば、禅やヨーガや道教などの瞑想法や修行法は、心の働きと身体の働きが一体となった「心身一如」の境地を理想として追求しています。

東洋医学では、病気の一番の原因につながるのは心の問題で、感情のバランスが崩れると各臓器の働きに悪影響を及ぼすと考え「心身一如」を重視しています。

また、西洋医学でも心身症という言葉もあるように、心は健康の鍵を握るものとしています。

喜び過ぎると気がゆるみ「心」を傷つける。
悲しみ、憂いが過ぎると気は消え「肺」を傷つける。
怒り過ぎると気は上がり「肝」を傷つける。
考え過ぎると「脾」を傷つけ、気は停滞。
恐がり過ぎると気が下がり「腎」を傷つける。

これは、過度の感情が臓器の機能に影響するという東洋医学の考えです。
逆に言えば、臓器の機能が失調すると感情の変化を起こしやすくなるということです。

感情の、つまり心の鍵を握るのが、物事に対する捉え方ではないでしょうか?
人によって、物事の捉え方は様々。
大変なことでも、前向きに受け止める人もいるし、小さなことでも自分だけがと不幸の塊になる人もいます。

捉え方は、その人その人の癖のようなもの。
どの捉え方が優れているも、間違っているもないと思います。
ただ、その捉え方が苦しいなら、違う捉え方もあることを思い出してください。
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最近、何かと話題の糖質制限ダイエット。簡単に体重が落ちる!という評判も聞きますが、中には体調を崩してしまう人も。いったい健康にいいのでしょうか?悪いのでしょうか?

昔、教科書で習ったミトコンドリアって覚えてますか?実は細胞の中のミトコンドリアが脂肪をエネルギーに変えてくれるため、糖質を制限すると自然とやせていくのです。1年で10㌔以上やせた!なんていう人も少なくありません。

でも、このダイエット法には落とし穴も・・。体重が減るからと、安易に糖質を制限し過ぎてしまうと、あっという間に筋肉が落ち、体調不良になる可能性があります。糖質を減らした分はタンパク質や脂質で補い、必要なカロリーは確保しなければなりません。

どのような食事をすればいいのか?専門家お薦めのメニューもご紹介します!

安全な糖質制限ダイエットのポイント

ポイント1 ご飯やパン、麺類などの主食を減らすめやすは普段の半分ほどまで。

これは番組で紹介した「ケトン体」を出しすぎないためです。「ケトン体」は糖質の量を普段の3分の1以下にしたあたりから 体内で増え始めます。
(1日の糖質摂取量を日本人平均の270gほどとした場合の計算です。)

「ケトン体」はその安全性について、まだはっきりとはわかっていないため、番組では「ケトン体」が出ない程度のゆるやかな糖質制限をおすすめしています。

ポイント2 糖質を減らした分、タンパク質、脂質をしっかりと食べること

日本人はカロリー摂取の大半(およそ60%)を糖質に頼っています。そのため、糖質を減らすと、摂取カロリーも大きく減ってしまいます。そこで、タンパク質、脂質をしっかり食べ、カロリーが減りすぎないよう にしましょう。
タンパク質と脂質は、肉・魚・大豆などをバランス良く食べることで、 摂取することができます。 基本的には満腹感を感じるまで、タンパク質、脂質を食べてOKです。 (タンパク質・脂質は満腹中枢を刺激する物質を分泌するので、 食べすぎになりにくいことが分かってきています)

ポイント3 食物繊維をしっかりと食べること

米などの炭水化物は食物繊維を多く含むため、制限すると食物繊維が不足しがちです。そこで、緑黄色野菜やきのこ、海藻類など食物繊維を多く含む食品を 意識的に摂取するようにしましょう。

ポイント4 3食バランス良く糖質を減らす

例えば朝は全く食べないで、昼は普通に食べるというような極端な方法でも 1日のトータルでの糖質量を減らせばダイエット効果はあります。しかし、3食バランス良く減らすほうが、血糖値の上下動を抑えることができるので、さらにオススメです。

ガッテンおすすめ!糖質制限ダイエット メニュー例

今回紹介した 1日の糖質制限ダイエットメニューの一例を紹介します。あくまでも、糖質、脂質、タンパク質の割合の大まかなめやすとしてご覧下さい。(味付けの調味料等は省略しています。お好みでご使用ください)

【朝食】

  • パン…食パン8枚切1枚、無塩バター8g
  • ソーセージのスープ煮…ソーセージ40g、たまねぎ30g、エリンギ50g、キャベツ100g
  • 牛乳…普通牛乳200g

糖質制限ダイエット メニュー 朝食

【昼食】

  • ご飯…白米70g (※茶わん1杯が150g)
  • 豚もも肉のソテー…豚もも肉90g、キャベツ50g、トマト50g、クレソン10g
  • マグロのチーズ焼き…マグロ100g、チーズ15g、たまねぎ30g、赤青ピーマン10g
  • きゅうりのごま酢あえ…きゅうり100g、もやし50g、ごま5g

糖質制限ダイエット メニュー 昼食

【夕食】

  • ご飯…白米70g (※茶わん1杯が150g)
  • 鶏胸肉の薬味ソースかけ…鶏胸肉80g、薬味ソース30g
  • 高野豆腐の煮物…凍り豆腐9g、さやえんどう6g、板こんにゃく40g、かつお昆布だし100g
  • 白いんげん豆のサラダ…いんげん豆35g、セロリー30g、トマト15g、パセリ1g

糖質制限ダイエット メニュー 夕食
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コンビニエンスストアやスーパーマーケットでは、ミネラルウォーターや茶系飲料、炭酸飲料など、さまざまな飲み物が売られていますが、そのボトルにはいずれも「PET」という表示があります。

PETとはポリエチレンテレフタレートという合成樹脂の略で、これを原料につくられているボトルは「ペットボトル」と呼ばれています。

PETは透明で、軟化点が摂氏260度という耐熱性に優れた特性があります。またガラスに比べて軽く衝撃にも強いため、多くの飲み物の容器として使われています。ソース、つゆ、ドレッシング、みりん、浅漬けの素など調味料の容器としても使われています。

ところで、ペットボトルは一般に安全性が高いといわれていますが、なかには「本当に安全なのか」という疑問を持っている人も少なくないと思います。ミネラルウォーターや茶系飲料などの多くは加熱された液体がボトルに充填されます。そのため、熱によってペットボトルの樹脂が溶け出して中身に混じらないのかという不安があります。
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ミトコンドリア

人間は生き物の一つで、多細胞生物として存在しています。多細胞化すると構成する細胞は特殊な働きを担うようになります。皮膚の細胞、腸の上皮細胞、筋肉細胞などと特殊化すればするほど、自分自身で異物を処理する能力は退化しました。この弱点をどう乗り越えたのでしょうか。実は、単細胞時代のアメーバ様細胞を特殊化の流れから残し、それを全身に分布させ身を守るようにしたのです。

アメーバ様細胞は、からだの隙間を動きまわり、異物があると飲み込んで、細胞内消化して無毒化します。この細胞群は大型で貪食作用を持つことから、マクロファージと呼ばれています。頭から手足まで全身の組織に分布して身を守ってくれています。肝臓にあるマクロファージはクッパー細胞、血液を流れるマクロファージは単球、組織にいるマクロファージは組織球と名付けられています。

無脊椎動物まではマクロファージ1種類でからだの防御が成されていましたが、脊椎動物に進化してからは、防御効率をさらに高めるために顆粒球とリンパ球が生じています。しかし、顆粒球が細菌を処理した後も、リンパ球がウィルスやがん細胞を処理した後も、基本になるマクロファージが出て貪食により戦いの後をきれいにしています。酸素を運ぶ赤血球は、血色素・ヘモグロビンを抱えているので赤く見えますが、マクロファージ、顆粒球、リンパ球はヘモグロビンを持たないので白く見えます。そこで、白血球と呼ばれています。

以上の事を知ってしまうと、私たちのからだには白血球がすみついているので感染症もがんも怖くなくなるのです。

ミトコンドリア

では、どうして一部の人が感染症で苦しんだり、がんになって大変な目に遭っているのでしょうか。そこには理由があるのです。

そのヒントになるのが、感染症罹患時の発熱現象です。がんになっても発熱が見られ、これを腫瘍熱と呼んでいます。発熱はミトコンドリアを活性化し、白血球の働きを引き出したり増強したりしています。

皆さんはミトコンドリアの名を一度ならず耳にしたことがあるでしょう。人間などの真核生物にある細胞内小器官で、食べ物からエネルギーをつくりだす働きを担っています。ミトコンドリアが活発に働く条件は、有酸素下で37℃以上の体温があることです。さらに、その体温もミトコンドリア自身が生み出しています。ミトコンドリアの多い場所、細胞は筋肉です。

もし日常的にストレスの多い忙しい生き方が続いていると、交感神経刺激により血管は収縮し血流障害と低体温を招きます。つまり、低酸素と低体温です。ミトコンドリアは十分機能できず、白血球の働きが低下してしまいます。感染症の病原体に敗北したり、がん細胞の排除に失敗してしまいます。本来からだを守るべき白血球が働けない、危機的状態になっているのです。ここが今回の要点です。生き方の無理が続くと、危険なのです。

一方、寝たきりになっている老人が肺炎を起こして死亡するケースが多い理由としては、寝たきり状態では、筋肉が萎縮し十分な発熱が起こらず体温を維持できないためです。ここでも、白血球が働けず感染症に敗北します。老人の肺炎の場合は老衰とみなしていいでしょう。

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