コピーライティングの記事一覧

働く人の顔が見えてくる

例えば飲食店の場合、外から中が見えないお店は入りづらかったりします。
逆に店員さんが元気いっぱいで親しみやすい飲み屋は「1回くらい入ってみるか」と思えるもの。
広告でも、会社の雰囲気や思いを伝えるために「働く人」を登場させることがあります。

「店員・社員の声型」は、会社が伝えたいことを、店員・社員の言葉を通して表現するキャッチコピーです。

男は難しい顔してつくるけど、女は笑いながらつくるのよ。

JAグループの新聞広告に登場するのは、見た目が悪く育ってしまった柿を、なんとかして商品化に結びつけた女性たちです。
しっとりとした食感が残る半生タイプのドライフルーツ、「柿スライス」を考案した彼女たちは、全員農家の主婦。
農作業や家事を終えた19時以降に加工をしているそうです。

キャッチコピーを見るだけで、女性たちの笑い声が聞こえてきそうな明るさと活力がありますね。
一面に並べられた橙色の柿とともに、女性たちの笑顔も輝いて見えます。
「伝えたいことを「働く人」の言葉で表現したキャッチコピー」の続きを読む »

コピーライティング

「悲しい気持ち型(本音)」は、お客様の切実な悩みや悲しい気持ちを表現したキャッチコピーのこと。
つらさ・悲しさを描くことで、その気持ちを分かち合い、一緒に問題解決に向き合える「企業・商品=最大の理解者」であることを伝えるのです。

帰る時に、泣かれると辛い。我慢されると、もっと辛い。

交通費に、宿泊費。息子の病気を心配しながら お金のことも心配している。

こちらは、子供の治療に付き添う家族のための施設、ドナルド・マクドナルド・ハウスのシリーズポスターです。
病気の子供を持つ親の「心の声」を描いたキャッチコピーが、同じ境遇にある読み手の深い共感を誘います。

「悲しい気持ち型(ユーモア)」のように、笑い飛ばして共感を得る方法もあれば、より切実なテーマは今回のように辛い本音を表現する。ネガティブな感情を表現する際は、問題の大きさや話の重さに合わせて2つを使い分けるといいかもしれません。
「一言で読み手に寄り添う友となるキャッチコピー」の続きを読む »

コピーライティング

「悲しい気持ち型」は、商品を買う前、使う前の悲しい気持ちなどをあえてユーモアを交えて表現するキャッチコピーです。

ネガティブをポジティブにとらえるのが「ポジティブ変換型」ですが、この「型」はネガティブを笑いに変える「ユーモア変換型」とも言えるかもしれません。

・授業中ずっと、黒板にガンを飛ばしている。

・いつも遠くから見てた憧れの先輩が、近くで見たらそうでもなかった。

・目が悪いだけなのに、先輩には、目つきが悪いと言われる。

目の悪さに悩む学生の嘆きをコミカルに表現したこのキャッチコピーは、コンタクトレンズ専門店、ハートアップのポスターです。

目が悪いことによる小さな悲劇を喜劇的に描くことで、笑いとともに共感を得ることができます。

「悲しい気持ち型(ユーモア)」は、キャッチコピーだけを見ると深刻な悩みに見えるものもありますが、ユーモアのあるデザイン(イラストなど)とかけあわせることで、読み手が思わず笑ってしまう親しみやすい広告となります。
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コピーライティング

私は手書きのスケジュール帳を使っています。
その日にやるべきことを、ひとつひとつ箇条書きでメモしておくのです。
そのスケジュール帳を買いに行ったとき、文具店の店員さんが「終わった仕事に線を引く達成感が気持ちいいですよね」と言っていて「そうそう!」と2人で盛り上がったことがありました。

「うれしい気持ち型」は、まさに このような共感をキャッチコピーにしたものです。
商品を使ったとき、買ったときの喜びなどを、お客様目線から表現します。

「旅行どうだった?」と聞いてほしくて、おみやげを買った。

地元のお酒が酒好きに認められると、自分が認められた気がする。

上の2つは、石川県金沢市にある百貨店、めいてつ・エムザ。その1階にある黒門小路のシリーズポスターのコピーです。

ここでは石川の銘菓、食品、工芸品などを販売していて、キャッチコピーでは商品を買った人の嬉しい気持ちや期待感を描いています。

お客様が商品を買う決め手は「値段」や「品質」だけではありません。
それを持ったときの気持ちや、使っているシーンを想像して判断するなど、心理的な部分も大きいのです(おみやげなら なおさらですね)。
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コピーライティング

言葉のジェットコースター

「真逆・落差型」は、反対の言葉や落差のある表現を使い、インパクトを強めるキャッチコピーです。

短い時間で感情を上下させ、その落差で強い印象を残します。

昼の大失敗は、夜の大笑い。

目覚めて、すぐに心臓が暴れ出した。
たしか今日は、得意先で重要な会議があった気がする。
それは、8時からであった気がする。
手帳を確かめる。
たしかに、8時からである。
現在は、7時半。
寝癖もそのままに家を飛び出し、タクシーを捕まえた。
飛ばしてください、というお決まりの台詞。
5分遅れで、得意先の会社に到着した。
ところが会議室の場所が分からない。
同僚に電話しようとしたところで、ふと気づく。
ケータイを、タクシーに忘れてきたことを。
そんな最悪な昼間のことを話すと、夜は酒を飲みながらがははと笑い、別の不幸自慢を始めた。
おいしい酒と肴があり、友がいる。
そんな夜に、昼間の失敗は、笑い話にちょうどいい。
うまく行き過ぎる人生は、お酒を飲んでもつまらない。
小さな不幸を、小さな幸福に変えながら、夜はあっというまにふけていく。

はっ、と目覚めると、すぐに心臓が暴れ出した。
たしか今日は…

今宵も、一杯。

(五明 店舗広告)

「反対の言葉や落差のある表現を使ったキャッチコピー」の続きを読む »

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