10月の日本の貿易収支は1兆907億円の赤字で過去最大。16か月連続の貿易赤字

貿易赤字
2013年10月の日本の貿易収支は、原油などの燃料の輸入額が膨らんだことから1兆907億円の赤字となり、貿易赤字はこれで16か月連続と、統計が比較できる昭和54年以降での最長を更新しました。




財務省が11月20日発表した10月の貿易統計によりますと、10月の日本の輸出額は6兆1045億円と、去年の同じ月に比べて18.6%増加しました。

これは、円安を背景にアメリカや中国向けの自動車の輸出が増えたことや、中国向けのペットボトルの原料となる化学製品の輸出が増えたことなどによるものです。

一方、輸入額は7兆1952億円と、去年の同じ月に比べて26.1%増加しました。

これは原油などの燃料の輸入額が膨らんだことに加え、スマートフォンや衣料品の輸入が増え、中国との貿易赤字額が5064億円に拡大したことが大きく影響しています。

この結果、輸出から輸入を差し引いた10月の日本の貿易収支は1兆907億円の赤字と、10月としては過去最大となりました。

貿易赤字はこれで16か月連続となり、統計が比較できる昭和54年以降での最長を更新しました。

財務省は「円安の影響もあり輸出は金額、数量ともに増えているが、それ以上に燃料費などの輸入額が膨らみ貿易赤字となる傾向が続いている」と話しています。

日本の貿易赤字が16か月連続とこれまでの最長を更新したことについて、日本貿易会の槍田会長は、11月20日の記者会見で「円安によって輸入する原材料の金額が膨らんでいる。輸出分野では円安をてこに金額的にはプラスだが、思ったほどの増加にはなっておらず、こうした状況が当面続くのではないか」と述べました。

平成25年10月分貿易統計(速報)

総 額 (原 値)

(単位:百万円,%)

平成25年10月 平成24年10月 伸 率
輸 出 6,104,509 5,148,011 18.6
輸 入 7,195,191 5,704,206 26.1
差 引 △1,090,682 △556,195 96.1

(注)

  1. 輸出はFOB価格、輸入はCIF価格(ただし、特例輸入申告制度により輸入(引取)申告が行われ、まだ特例(納税)申告が行われていない輸入貨物については、輸入(引取)申告の際に申告された価格(仕入書その他の輸入引取に係る書類に記載された貨物の価格でも可))。
  2. 輸出は当該輸出貨物を積載する船舶又は航空機の出港の日、輸入は当該輸入貨物の輸入許可の日(蔵入貨物、移入貨物、総保入貨物及び輸入許可前引取貨物は、それぞれ当該貨物の蔵入、移入、総保入、輸入許可前引取の承認の日)をもって計上。
  3. 「伸率」は、対前年伸率。

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