バラムツやアブラソコムツは人間の消化酵素では分解できない成分を持つ白身魚

バラムツ
同じカレイ目では、オヒョウに並んで回転ずしのエンガワに使われるカラスガレイ、アブラカレイなどが安価な魚として有名ですが、さらに原価が安いものもあります。




「バラムツ」とか「アブラソコムツ」などのような深海魚ですが、これらは食品衛生法第1章第6条2項に該当する食品として厚生労働省から販売禁止指定されており、市場には流通しないことになっています。

魚の油分の中に、人間の消化酵素では分解できない成分を持っているからですが、それはいわゆる蝋(ろう=ワックスエステル)です。

人によってもかなりの差がありますが、食べ過ぎると下痢をしたり腹痛を起こすこともありますので注意が必要です。

時にその成分がそのまま肛門から流れ出てしまうこともあり、ひどい場合には皮脂漏症といって、皮膚から脂がにじみ出てきてしまうということにもなりかねません。

そのようなものを食べた後、頻繁に腹痛を起こす人が、「自分は消化器が悪いのだ」と勘違いする場合がありますが、実際にはそうではなく、消化できないものを消化器の中に入れた結果起こることなので、弱いわけではなく、むしろ正常な反応だとも言えるわけです。

これら危険な深海魚は販売禁止されているのですが、漁の際に刺し網やはえ縄などにかかることが多く、揚がったものを引き取っていき、加工して販売する業者もいると聞きます。

なにせ1メートルを超す大型魚なので、切り身にすればかなりの数が取れます。

食品衛生法に限ったことではありませんが、法律を守る気がない人にとって、その法律は何の意味もありません。

人間が行う全ての行為を監視することができない以上、完全に取り締まることなど出来るはずもありません。

ですから、偽装が行われることになるのですが、私は基本的に、需要がなければ供給はされないと思っています。

要するに、そのような品物を扱う飲食業者がいることが、商売を成立させているということです。

そして更にそのようなものを食べる客もいるのです。

原材料を、オヒョウ、カラスガレイ、アブラカレイ、バラムツ、アブラソコムツ、と書かずに白身魚と書くのは、偽装表示ではないのかもしれませんが、紛らわしい不当表示ではあるでしょう。


カテゴリー: 健康管理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。