選挙のときによく見られます。
自分が信じるものを否定する情報を突き付けられると、その考えを中立的に修正するのではなく、さらに自分の考えを盲信します。
実際に熱心なサラ・ペイリン(かつてのアラスカ州知事、副大統領候補)の支持者は、候補者の基本的な税制や政治ニュース、世界地理に関する知識不足を指摘されたとき、一層彼女への支持を強めました。
これは共和党の事例ですが、民主党でも同様の現象が起こります。
消費者行動では、ライバルブランドやライバル企業の顧客に対して、自社ブランドを熱心にアピールしても、さらにライバルブランドに対するロイヤリティを高めるだけになる危険があります。
そのため、あらかじめライバルブランドの熱心な顧客を特定し、それらの顧客には積極的に売り込みをかけないのが賢明です。