グローバルスタンダードは経済成長のための必須条件

花卉農業
日本には厳しい規制が成長の妨げになっている分野があり、その最たるものが農業と医療です。

この両分野は、技術的には非常に高いものがあるのにもかかわらず、規制が足かせとなっている典型例です。




農業に関しては、アベノミクスの成長戦略で、農産品の輸出を倍増させて1兆円にし、農家の所得を倍にするとしています。

聞く人によっては、この話は絵空事に聞こえるかもしれませんが、私は十分可能だと感じています。

その根拠はオランダです。

オランダという国は、国土面積も人口もほぼ日本の九州と同じくらいの小さな国です。

しかし、そんな小さなオランダが、実は世界の農産品の輸出ではアメリカに次いで2番目なのです。

とくに強いのが花卉(かき)と野菜なのですが、それらをIT技術を駆使してシステマティックに、プラントで大量生産して輸出しているのです。

IT技術の活用やプラントでの大量生産に関しては、日本でもやろうと思えばできないことではありません。

しかし、そんなことを小規模な農家にやれといっても無理な話で、日本の農業の競争力を上げるためには、企業の力が絶対に必要なのです。

つまり日本の農業の競争力強化のためには、株式会社の農業への参入自由化が不可欠なのですが、残念ながらそこにはまだ立ち入れていません。

医療についても同様で、まだまだ規制が多く、グローバルスタンダードには程遠い状況です。

現在、保険適応外の医療行為を受けると、本来は適応内の医療行為についても保険が適応されないこととなっています。

本来適応内の部分については保険を適応すべきという考え方があり、これを混合診療と呼んでいます。

グローバルスタンダードには程遠い状況で象徴的なのは、混合診療の解禁ですが、これについても先送りされた格好になっています。

農業と医療だけではなく、日本には海外と比較すると特異な規制がたくさん残っているのは間違いのない事実です。

これらを取っ払い、グローバルスタンダードなビジネス環境を整えることが、他の先進国と遜色のない経済成長のための必須条件だと考えます。


カテゴリー: 日本経済 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。