IMF支援とは何でしょうか?

IMF支援
マネタイゼーションまでは、自力でなんとかしようという動きなのですが、いよいよ事態が切迫して自力ではどうしようもなくなり、外に助けを求めるのがIMF支援です。




IMFというのは、International Monetary Fund の略で、日本語では国際通貨基金と訳されています。

この組織は国際連合の一部、加盟国の通貨と為替相場の安定化を目的とした専門機関です。

IMF支援というのは、簡単にいうと借金を返せなくなった国が、一時的にIMFからお金を借りて、当面の急場を凌ぐことです。

ただし、借金を返せなくなった国に無条件でお金を貸してくれるほど、IMFもお人好しではありません。

支援の条件としてIMFの管理下で極めて厳しい緊縮財政・金融引き締めを実行させられます。

IMF支援の仕組みは、倒産した企業が産業再生機構の管理下に入って、リストラや給与水準のカットといった厳しい経営改善を行い、利益の出る形に会社を作り変えられるのに近いものだと考えていただければいいと思います。

1997年に起きたアジア通貨危機の際に、IMFの支援を受けた韓国、タイ、インドネシアでは、実際に国民に極めて厳しい痛みの伴う措置が講じられました。

現段階では、IMFは日本が支援の対象となるとは考えていないようですが、かねてからIMFは「日本の場合は、財政健全化のために消費税を15%に引き上げる必要がある」と指摘しているので、仮に日本が支援を受けることになったとしたら、同様の措置が求められることになると予想されます。

ちなみに財政危機に陥ったときの支援母体は、必ずしもIMFとは限りません。

実際、先の欧州債務危機の際に、ギリシャやポルトガルはIMFのほかに、欧州中央銀行(ECB)や欧州連合(EU)からも支援を受けました。

ただし、厳しい緊縮財政を強いられたのは、IMF支援の場合と同様でした。


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